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生物から見た世界 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2005/06/16 |
JAN | 9784003394311 |
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生物から見た世界
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商品レビュー
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104件のお客様レビュー
暇と退屈の倫理学の元ネタが載ってる。 環世界。 とても面白い視点。普通に生きてると、主観的な視点から全てのものを見てるという根本的なことを忘れがち。だから、相手も自分と同じように周りの世界を認知してると思ってしまうけど、少し引いて考えると全くそんなことはない。一つの客体をたくさん...
暇と退屈の倫理学の元ネタが載ってる。 環世界。 とても面白い視点。普通に生きてると、主観的な視点から全てのものを見てるという根本的なことを忘れがち。だから、相手も自分と同じように周りの世界を認知してると思ってしまうけど、少し引いて考えると全くそんなことはない。一つの客体をたくさんの主体が共有してるという考え方は生きるための方法論としてとても好き。
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物の見え方(空間把握)だけでなく、時間という感覚すらも生物(主体)によって異なる。そんなことを、教えてくれる本。生態学の本だけど、哲学的な本でもある。
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僕は写真を撮る。写真撮影をやっていると、何を撮ったらよいものか、わからないという話を見聞きすることがある。写真撮影はカメラを構えてシャッターを切りさえすれば写真は撮れる。「何を撮れば?」その回答は「撮りたいものを撮れ」としか言いようがない。写真の内容そのものには主体性が必要ないか...
僕は写真を撮る。写真撮影をやっていると、何を撮ったらよいものか、わからないという話を見聞きすることがある。写真撮影はカメラを構えてシャッターを切りさえすれば写真は撮れる。「何を撮れば?」その回答は「撮りたいものを撮れ」としか言いようがない。写真の内容そのものには主体性が必要ないから、写真撮影において“産みの苦しみ”的な悩みはありえないというのが、僕の考え。写真を撮る、という行為自体に主体性が存在するのだから、撮影者は、シャッターを切ることのみに専念すればいい。考えて撮る必要はない。シャッターを切りさえすれば写真撮影は可能だからだ。それでは良い写真を撮ることができないと反論を受けるかもしれないけれど、良い写真を撮るために考えてしまうから、誰が撮っても同じような写真ばかり目にすることになる。そのくせ、自分だけの写真を撮りたい、と悩み始めるのだから、呆れてしまう。主体性の喪失こそが近道であるのに。 “反射弓”とは、つまりシーケンサーなのね? と僕なりの言葉、解釈に変換してみたら、納得できた。主体性をメインに据えて読み進めると、これまた、わかりやすかった。正直、僕には難しかったけれど、読み応えがあった。タイトルに釣られて手にした一冊だったけれど、硬質な本だった。僕の意識だけでは、気づかなかった世界へ、ひとつ、視点が増えたかな。
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