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東京奇譚集
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2005/09/18 |
| JAN | 9784103534181 |
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東京奇譚集
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商品レビュー
3.8
262件のお客様レビュー
不思議な感覚
5つの作品を収めた短編集。「奇譚集」とある通り、現実ではない不思議な話のはずなのですが……他人から話として聞いたら「ありえない」ことも、起こり得る日常なのかも。そんな不思議さに打たれる一冊。
yama
いつの間にか春樹ファンになってしまった。 文体が自分好みでミステリアスな内容に引き込まれる。 あぁ、面白かった。
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*日々移動する腎臓のかたちをした石 ・キリエはギリシャ語で「主」という意味 ・主なのに日曜日も働く ・バランスが大事 ・特定の人にのめり込まない ・人称の問題 ・石は捨てても戻ってきた。過去の象徴?は変えられない?全くの自由はありえない? ・高いところが好き。自分で自由に命綱を外...
*日々移動する腎臓のかたちをした石 ・キリエはギリシャ語で「主」という意味 ・主なのに日曜日も働く ・バランスが大事 ・特定の人にのめり込まない ・人称の問題 ・石は捨てても戻ってきた。過去の象徴?は変えられない?全くの自由はありえない? ・高いところが好き。自分で自由に命綱を外せるから、経営。キリエの職業は神だと思えた。 ・腎臓の形をした石は、不倫相手に埋め込んだ。 ・腎臓は体の老廃物を出す”下水処理場”。見えないところで動いている。生活からは見えないようになっているが必須のもの。必須機能。既婚者のとって自分が下水処理機能を担っていること。 ・腎臓石を活性化させている「なにか」とは、良心?正義?このままで良いのか?まっとうさ。健全さ。 ・この物語を駆動するキリエは、自分と世界としか向き合わない神のような存在。村上春樹のような作家であるともいえる。 ・最後の石が消える下りは、どこで語られた物語なのだろう。小説は完結しているはずなのに。創作とリアルの融合。譬喩と現実の融合?物語内物語の意味。夏帆でもあった。 *品川猿 ・名前が変わったのは結婚。職場の体制も契約ができない立場。女性の根こぎが描かれているのでは? ・カウンセラーはみずきも疑いを抱いたように、逸脱した存在。守秘義務を破り、自分の夫に伝えてしまう。おばさん性。 ・みずきは特殊な存在だから名前を失ったわけではない。 ・学校の名札は管理体制の象徴。 ・学校の名札は、今の名忘れとつながっている。過去と現在の重要な関係。 ・松中優子は逆になにもかも持っている生徒。みずきに嫉妬の感情があるかどうか聞きたかった。 ・名札をあずけたのは、自分をわかってほしかったから。それが嫉妬の感情との関係は、自分をうらやましがらないから、センセーショナルに、興味本位に扱わずに、正当に、正面から受け止めてくれそうだから。剃刀での自殺は自分の生を実感したかったから。 ・しかし、嫉妬の感情がないのは自分が大切に扱われていなかったから。夫には面倒なことは言わなかった。その孤独ゆえに優子は名前を預けたのではないか。 ・猿は現代文明から抜け落ちているものの象徴。文明は猿をいじめる。規範性と対立してしまう。 ・親(母)子の業にケジメをつけるのは子(みずき)の側。竜女の伝説のように。 ・品川はかつては宿場町。人とモノが行き交う“通り道・玄関口”の歴史をもつ。行き詰る場所ではなく、通り道。 ・猿が名前をとることで、人間にとっての本質とはなにか?を描ける。また、本質を盗むことはなにかが問える。本質はすべてではないのだ。本質とは愛=エロスの源泉ともいえる。自分にない価値あるもの(美、知恵など)を欲する力。 ・最後は猿に自殺した後輩の名札を与えて、追いやり、自分の名前は返してもらう。これは霊や死を向こうに追いやり、名前という近代性を取り戻す、極めて近代擁護的な物語に終わっている。カウンセリングも宗教の後にやってきた極めて近代的なものだ。それを経て、現実に戻ってくる。それを必要とせずに。猿が駆逐されるのは前近代的なものの敗北であるようだ。 ・この後、母との対決はありうるのか?夫婦の結合はありうるのか?子孫を育むことはありうるのか? *偶然の旅人 ・形のないものを選べ ・姉の涙に胸を打たれる。この期間に何があったのだろう。いや、乳がんの手術を控え、まさに弟との確執がいちばんの懸案だったのだ。 *ハナレイ・ベイ ・子を亡くした母。異国でサーフィンの最中にサメに噛まれて、溺死。余韻はすごくある。追って現れる日本人二人組も憎めない。 *どこであれそれが見つかりそうな場所で ・世にも奇妙な物語のよう。どこにも行かない物語だが、本流ではない、空間と人々がいることがわかったのは楽しい
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