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果てしなき渇き
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社/ |
発売年月日 | 2005/02/10 |
JAN | 9784796644600 |
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果てしなき渇き
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商品レビュー
2.7
67件のお客様レビュー
この小説を語ると、読者の男性と女性では議論が対立すると思います。 藤島秋弘(主人公)は、身の破滅を顧みず行動する粗暴で激情型です。 物語は、妻(桐子)の浮気相手を殴って離婚されヤメ刑事となり、警備会社に勤務していた。ある日、桐子から娘の加奈子が行方不明になったと連絡があ...
この小説を語ると、読者の男性と女性では議論が対立すると思います。 藤島秋弘(主人公)は、身の破滅を顧みず行動する粗暴で激情型です。 物語は、妻(桐子)の浮気相手を殴って離婚されヤメ刑事となり、警備会社に勤務していた。ある日、桐子から娘の加奈子が行方不明になったと連絡があり元自宅へと向かった。 てがかりを求めて加奈子の部屋を調べると違法ドラッグと接種具を発見した。離婚した妻が藤島を呼び寄せたのは、それを知っていたからだ。藤島は娘の失踪なら「警察に通報しろ」と言っていたが、ドラッグを見つけてからは「俺が加奈子を捜す。警察には言うな」と元妻を脅し、仕事を放棄して加奈子を捜すことになる。 警察官の仕事柄幾日も帰れない、家庭を蔑ろにしていたわけではなく、幸せな生活を夢見たはずで、娘と妻を愛するのは父親として理解できます。加奈子の同級生やかかりつけ医とかを辿って居場所を突き止めようとする。 しかしここからがエグイのです。元刑事さながら聞き込みをして、段々と加奈子の知られざる側面が見えてくる。中学校の元担任によると、純愛の彼氏(緒方)がいた。その彼氏は虐められていて、虐めが収まったかと思ったらドラッグを飲まされ変態ジジィに犯され、ショックで自殺した。暴力団と繫がっている不良グループ(アポカリプス)からクスリを仕入れ転売する。更に若い女の子たちを集めて売春組織を作るといった具合だ。 かなり異常です。顧客は大物政治家、警察幹部、医者、その中には加奈子の主治医もいた。加奈子は、おぞましい行為の写真を隠し撮りしていたのだ。加奈子の存在に不都合な者達と父親藤島は、血眼になって捜しているが、姿が見えない。以上があらすじです。 物語上で、藤島元夫婦の道義上の問題と道徳上の問題、妻桐子は、離婚を画策して加奈子を生贄にしたのではないかと思っていた。しかし、加奈子は両親を恨んでいたかについては何も語っていない。二つの物語が交錯して、最後は驚愕の事実が語られている。 読書は楽しい。かなりグロいけど!
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※このレビューにはネタバレを含みます
妻の浮気相手に対して暴力事件を起こして警察を退職した元刑事が元妻の依頼で失踪した娘を探す話。娘は真面目な優等生という表の顔以外に覚醒剤を大量に所持し、ヤクザに繋がる不良グループと接触しており、売春組織まで作り上げていたことという裏の顔を持つことが分かった。娘は何処にいるか、何が娘をそうさせたかを探っていく。 実際のプチエンジェル事件を元に作られたと言われている話で「このミステリーが凄い」にも選ばれ、映画化もされた小説。 読後感が悪いことも知っていたが、想像以上に悪かった。誰も救われないし、共感できる人がいない。主人公の藤島は自己中心的で無責任で刹那的。娘が残していた覚醒剤を使用するところは全く理解出来ない。「三年前」のボクである瀬岡が気の毒で気の毒で…。加奈子みたいにクールに理性的に壊れていく人を私は見たことがない。現実離れしていて、プチエンジェル事件には、こんな裏話はなさそう…と思ってしまった(当たり前だが)。 悪くても突き抜けたものがあれば、ある意味、爽快な気持ちになるかと思っていたが、グロテスクだとそうならないことが分かった。
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読後さっさと売ったので読んだの忘れてた。文章も構成も嫌いじゃない。ただ、オチがバカバカしすぎて作者が大嫌いになり、以後この作者の本は読んでない。
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