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心理学への異議 誰による、誰のための研究か 心理学エレメンタルズ
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心理学への異議 誰による、誰のための研究か 心理学エレメンタルズ

フィリップバニアード(著者), 鈴木聡志(訳者)

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心理学への異議 誰による、誰のための研究か 心理学エレメンタルズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社/
発売年月日 2005/04/25
JAN 9784788509412

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2009/01/13

 知能検査の研究は,もともと「人種によって知能差があり,優秀な人種こそ生き残るべきだ」という優生学思想を支持するために発展してきた。統計的手法により一見客観的に見えるその研究内容には,実はあらかじめ結果をある方向に導いていくバイアスがかかっていた。というよりも,教育学や心理学など...

 知能検査の研究は,もともと「人種によって知能差があり,優秀な人種こそ生き残るべきだ」という優生学思想を支持するために発展してきた。統計的手法により一見客観的に見えるその研究内容には,実はあらかじめ結果をある方向に導いていくバイアスがかかっていた。というよりも,教育学や心理学など,私たちが人間を対象とする研究を行うときに,バイアスを完全に排除することは不可能である。だからこそそのことに常に意識しておかなければ,いつのまにかとんでもない誤解と偏見を助長することになりかねない。この本では,心理学の歴史の中でどのような欺瞞と偏見があったのかということがたくさんの具体例とともに興味深く示されている。(菅)

Posted by ブクログ

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