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新訳・茶の本 ビギナーズ 日本の思想 角川文庫角川ソフィア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店 |
| 発売年月日 | 2005/01/24 |
| JAN | 9784043093038 |
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新訳・茶の本
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
日本文化にこそ暇を活かす知恵があるのではないかという好奇心で、有名な本書を手に取ることに。岡倉天心の美的表現の数々に圧倒される。これはおそらく新訳をされた大久保さんもすごい。「茶道の本質は不完全ということの崇拝。不可能を宿命とする人生のただ中にあってそれでもなにかしら可能なものを...
日本文化にこそ暇を活かす知恵があるのではないかという好奇心で、有名な本書を手に取ることに。岡倉天心の美的表現の数々に圧倒される。これはおそらく新訳をされた大久保さんもすごい。「茶道の本質は不完全ということの崇拝。不可能を宿命とする人生のただ中にあってそれでもなにかしら可能なものを成し遂げようとする心優しい試みが茶道」「利休が求めたのは単なる清潔ではなく美しく自然らしいということ」引用したくなる一節のオンパレード。いやはや奥深き茶道の世界!
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茶の本のビジュアルブックを読んで、訳わからなかったので新訳を購入。解説を読んでやっと少し理解できた。 西洋への怒りのすごいこと(笑) 茶道をTeaismと訳したことに、信念を感じる。 外から見た日本の美徳が浮き出されている。 でもまだ落とし込めてないので、もっと分かりやすいや...
茶の本のビジュアルブックを読んで、訳わからなかったので新訳を購入。解説を読んでやっと少し理解できた。 西洋への怒りのすごいこと(笑) 茶道をTeaismと訳したことに、信念を感じる。 外から見た日本の美徳が浮き出されている。 でもまだ落とし込めてないので、もっと分かりやすいやつを読む予定。
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お茶を始めたので読んでみた。「茶の本」と「東洋の理想」(序章と終章)が解説とともに収められている。 岡倉天心は東京藝大や日本美術院の礎を作った美術評論家である。英語に巧みで、アメリカの美術館で東洋部の顧問をするとともに、日本や東洋の文化をプロモーションしていた。「茶の本」は...
お茶を始めたので読んでみた。「茶の本」と「東洋の理想」(序章と終章)が解説とともに収められている。 岡倉天心は東京藝大や日本美術院の礎を作った美術評論家である。英語に巧みで、アメリカの美術館で東洋部の顧問をするとともに、日本や東洋の文化をプロモーションしていた。「茶の本」は茶道(原文では Tea ceremony ではなく Teaism らしい)を東洋独自の美と調和の精神の結晶として紹介し、西洋の文化とは別の価値を持つものとしている。 「茶の本」を茶道思想のスタンダードになる教科書的読物だと思っていたが、どちらかといえば天心独自の見解を開陳したものだった。茶には老荘思想、道教、禅の考え方が背景にあり、それこそが東洋を貫く哲学であるとする。 文化に造詣が深く、審美眼も確かな人が書いたものなので、独自の見解がスタンダードになっても特段支障はないのだろうと思うし、西洋圏の人が読む入門書としていいと思う。ただ、日本で生まれ育った者としては、チェリーピック的なところも目についてしまった。 「茶の本」は東洋の平和的な理念が強調されるのに対し、「東洋の理想」は日本の対外膨張を肯定するような色を若干帯びている。天心は「アジアは一体(Asia is one )」 とは言っているが、東洋の盟主は日本であるべきとは言っていないし、国粋主義的なところも見られない。 それでもやはり後の大東亜共栄圏構想に利用されてしまった。 実は「東洋の理想」(1903年出版、1942年邦訳出版)のあとに「茶の本」(1906年出版、1929年邦訳出版)が書かれていて、そこには「現代世界において、人類の天空は、富と権力を求める巨大な闘争によって粉々にされていしまっている。(略)東と西は、荒れ狂う大海に投げ込まれた二匹の龍のように、人間性の宝を取り戻そうとむなしくもがいている」とあるので、人間同士が争うことに対してはむなしく感じており、否定的だったのは間違いないと思う。 本書の半分は解説だったが、解説つきの本を最初に読めてよかった。時代背景や美術史的な動向の解説もなしに、英語の原文など読んでいたら、全く分からなかったろうと思う。
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