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なぜ「話」は通じないのか コミュニケーションの不自由論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社/ |
発売年月日 | 2005/06/20 |
JAN | 9784794966704 |
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なぜ「話」は通じないのか
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
著者が講演などで悩まされてきた、人の話を聴いたり読んだりして理解しようとする努力を怠り、特定のキーワードに定型的な反応を示す「パブロフのワン君」たちのエピソードを紹介するとともに、彼らに対する著者の怒りがぶちまけられます。また著者は、こうした読者や聴衆が生まれる背景には、「大きな...
著者が講演などで悩まされてきた、人の話を聴いたり読んだりして理解しようとする努力を怠り、特定のキーワードに定型的な反応を示す「パブロフのワン君」たちのエピソードを紹介するとともに、彼らに対する著者の怒りがぶちまけられます。また著者は、こうした読者や聴衆が生まれる背景には、「大きな物語」としてのマルクス主義が凋落したという思想史的な理由があったと論じています。いつものことながら、著者のこうした芸風には「よくやるなあ」と感心してしまいます。 イラクの人質事件をめぐる「自己責任」論争や、加藤典洋と高橋哲哉の間でなされた「敗戦後論争」などの議論のすれ違いをくわしく検討しているところは勉強になりましたが、それ以外はおおむね楽しく読めるエッセイといった内容の本でした。もっとも、著者の芸風が気に入らないという読者にはお薦めできないのはいつものことなのですが、本書はそのなかでもとくに怒りのぶちまけ具合が抜きんでている印象です。
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著者が体験した一方的なコミュニケーションの話や「話」が通じないことが多くなった理由について論考する。 各自の「物語」を他人に伝えるには面倒な手続きがあるのでお互いにルールを守っていかなアカンのにどれだけ無責任で不誠実な連中が多いのかを嘆く本。そういう連中の悪口だけに終わらない...
著者が体験した一方的なコミュニケーションの話や「話」が通じないことが多くなった理由について論考する。 各自の「物語」を他人に伝えるには面倒な手続きがあるのでお互いにルールを守っていかなアカンのにどれだけ無責任で不誠実な連中が多いのかを嘆く本。そういう連中の悪口だけに終わらないでそういうふうにならないようにするための対策がきちんと書いてある。 ネット上で見聞きするありがちな話が多く自戒すべきこと多数あり。 著者の困惑と怒りがいささかキツイ風に思えるがこれも芸か。
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作者の怒りがここまで伝わってくる本は、珍しいような。自分が読みたかった本とは違ったが、著者が言うところのパブロフのワン君になったつもりで読破。
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