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暗いブティック通り
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暗いブティック通り

パトリック・モディアノ(著者), 平岡篤頼(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2005/06/10
JAN 9784560027257

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商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2025/08/08

主人公は記憶を無くし探偵事務所の所長から前を向いて生きるよう諭され、彼の下で働いていた。所長が引退して事務所を畳んだのを期に自分の記憶を取り戻そうと試みた。 彼はまず10年前に自分が行ったような気もする店で働いていたボーイ達に探りを入れ、あるロシア人と一緒にいたかもしれないと言...

主人公は記憶を無くし探偵事務所の所長から前を向いて生きるよう諭され、彼の下で働いていた。所長が引退して事務所を畳んだのを期に自分の記憶を取り戻そうと試みた。 彼はまず10年前に自分が行ったような気もする店で働いていたボーイ達に探りを入れ、あるロシア人と一緒にいたかもしれないと言われる。そのロシアの老人を訪ねると彼の写真の中に老人と一緒に映ってる若き日の自分と思われる人物を発見する。老人は写真の青年は覚えてないが、一緒に映ってる女性は覚えていた。そして、その女性について探り出し… ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 糸口を辿って行きながら少しずつ自分の過去が見えてくる。自分が何者なのか、何をやっていたのかが少しずつ明かされて行くさまはワクワクと面白い。 写真の女性とは別に彼に恋人がいることがわかり、2人で暮らした部屋を訪ねるとドラマにあるようにカチャっと何かが切り替わる感覚を得る。恋人の面影をなぞることが最も記憶を蘇らせるきっかけになる。やはり愛情が心の中に占める割合は大きいのかもしれない。 主人公は南米出身で親友はイギリス国籍を持ち、親友の彼女はロシア人。他にアメリカ人やギリシャ人が出てきて実に国際的だ。主人公の記憶が無くなるのもちょうど第二次大戦の頃…というのも興味深い。

Posted by ブクログ

2024/04/04

中盤まで、自己を探索し記憶との距離を詰めてゆく主体の在り方にうっとり。描写が良い。後半、ここで終わる!?という唐突さ。余剰はたっぷり。ミステリは謎を解決するためにあるのではないのね…。落下の解剖学と同じ構造。

Posted by ブクログ

2020/10/09

記憶喪失だった男が自分を捜してパリのあちこちの通りを彷徨い歩く。最終的には記憶を喪失した前後のことは明らかになるが、だからと言って自分が何者なのかの本質は曖昧(obscure )なまま。フランス版の私小説。極めて観念的で読後もフワフワしたかんじがとれない。

Posted by ブクログ