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ドキュメント 戦争広告代理店 情報操作とボスニア紛争 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2005/06/14 |
| JAN | 9784062750967 |
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ドキュメント 戦争広告代理店
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商品レビュー
4.4
153件のお客様レビュー
あのボスニア紛争の裏…
あのボスニア紛争の裏側で、紛争当事者に雇われたアメリカのPR企業がこんなことをしていたなんて、この本を読むまで全く知りませんでした。講談社ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞受賞というのも納得。とても面白いので是非読んでみてください。
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ボスニア紛争での米国…
ボスニア紛争での米国のPR会社による国際世論と米国内世論の巧みな誘導を冷静な筆致で描いたドキュメンタリー。作者はNHKの報道局ディレクターであり、PR会社に「誘導」される立場のマスコミ側の人。 作中には特に描かれないが、NHKも他社マスコミと同様に誘導されたはずであり、取材を続け...
ボスニア紛争での米国のPR会社による国際世論と米国内世論の巧みな誘導を冷静な筆致で描いたドキュメンタリー。作者はNHKの報道局ディレクターであり、PR会社に「誘導」される立場のマスコミ側の人。 作中には特に描かれないが、NHKも他社マスコミと同様に誘導されたはずであり、取材を続けていく最中には内心忸怩たるものがあったのではと思われる。
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戦争の被害者ってPRで作られるのね⋯と。戦争の当事者が味方を作りたいとき、どのようにするのか。考えてみればどこにアピールするのかなかなか難しい。1991年に旧ユーゴスラビアで起きたボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争では結果的にセルビアが悪者となりボスニア・ヘルツェゴヴィナは被害者とし...
戦争の被害者ってPRで作られるのね⋯と。戦争の当事者が味方を作りたいとき、どのようにするのか。考えてみればどこにアピールするのかなかなか難しい。1991年に旧ユーゴスラビアで起きたボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争では結果的にセルビアが悪者となりボスニア・ヘルツェゴヴィナは被害者として欧米のシンパシーを得ることに成功した。実は当時アメリカにとってボスニア・ヘルツェゴヴィナなど政権中枢でさえ殆ど話題に上らない弱者だった。シライジッチというボスニアの外相がアメリカに来たとき、彼は何も当時のアメリカブッシュ政権にもマスコミにもコネが無かった。だが、PR会社ルーダー・フィン社にPRを依頼することで状況をアメリカを始めとする欧米諸国に知ってもらうという意味ではどんどんボスニアにとって好転していく。そこにはシライジッチの何か憂いを持つ話し方とハンサムな見た目を持ち英語も達者であることを精一杯アピールに使おうというPR会社の策略がはまったというのが大きい。調べてみるとyoutubeで当時のシライジッチがサラエボへのセルビアからの空爆で亡くなった6人の子どもたちへのコメントを求められたインタビュー画像が見られる。確かに、それを見ると彼とともにセルビアへの怒りが駆り立てられそうだ。セルビアによるボスニアへの攻撃は本当なので、ボスニア人としてなんとかしたいという気持ちは本物なれど、PR戦略によってシライジッチも変わっていく姿もあり、読み進めると釈然としない気持ちが大きくなる。セルビア側も、アメリカ市民でもある実業家が立ち上がり遅ればせながらのPRを始めていくので、何だかそっちも応援したくなって来てしまう‥結局のところこのようなPR会社の戦略が報道にここまで関わっていると知ると、真実って「PRされたもの」を通じて知っているつもりになっているのねと、報道不信になることこの上ない。悪いとまでは言わないけど、強かでないと生きていけない世界の現実にどう立ち向かうといいのだろうとなかなかきつい気持ちになる本だった。 1990年当時、自分は高校生。全く知らない中で世界は動いていたのね。
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