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葬送 第2部(上) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2005/09/01 |
JAN | 9784101290355 |
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葬送 第2部(上)
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商品レビュー
4.3
23件のお客様レビュー
「葬送 第二部(上)」平野啓一郎著、新潮文庫、2005.09.01 458p ¥660 C0193 (2023.08.26読了)(2013.10.01購入) 【目次】(なし) 一~十一 ☆関連図書(既読) 「ショパンとサンド 新版」小沼ますみ著、音楽之友社、2010.05.1...
「葬送 第二部(上)」平野啓一郎著、新潮文庫、2005.09.01 458p ¥660 C0193 (2023.08.26読了)(2013.10.01購入) 【目次】(なし) 一~十一 ☆関連図書(既読) 「ショパンとサンド 新版」小沼ますみ著、音楽之友社、2010.05.10 「ショパン奇蹟の一瞬」高樹のぶ子著、PHP研究所、2010.05.10 「愛の妖精」ジョルジュ・サンド著、岩波文庫、1936.09.05 「ショパン」遠山一行著、新潮文庫、1988.07.25 「ドラクロワ」富永惣一著、新潮美術文庫、1975.01.25 「葬送 第一部(上)」平野啓一郎著、新潮文庫、2005.08.01 「葬送 第一部(下)」平野啓一郎著、新潮文庫、2005.08.01 「ウェブ人間論」梅田望夫・平野啓一郎著、新潮新書、2006.12.20 「三島由紀夫『金閣寺』」平野啓一郎著、NHK出版、2021.05.01 (アマゾンより) 千八百四十八年二月、大好評を博したショパン六年ぶりの演奏会の一週間後、フランス二月革命が勃発する。民衆の怒涛の奔流は、首相の解任、王の退位を実現し、共和国を生み出した。貴族達の惑乱と不安、活気づく民衆。ショパンは英国に移るが、過酷な演奏旅行を強いられ、体調は悪化する。一方ドラクロワは、ある画家の評伝の執筆にとりかかる。時代の巨大なうねりを描く第二部前編。 ショパン生誕200年のメモリアルイヤーを彩る、美と感動の長編小説
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“病の牢獄”からどうやったら抜け出せるのかわからない。健康になるように工夫をしても、あまり効果は無い。 ショパンは日に日にやつれていった。スターリング嬢が病の直接的な原因では無いだろうけど、嬢に気を遣って慣れないことをして病状悪化が加速したか。 ブルジョワ側のサンド夫人が、なぜ突...
“病の牢獄”からどうやったら抜け出せるのかわからない。健康になるように工夫をしても、あまり効果は無い。 ショパンは日に日にやつれていった。スターリング嬢が病の直接的な原因では無いだろうけど、嬢に気を遣って慣れないことをして病状悪化が加速したか。 ブルジョワ側のサンド夫人が、なぜ突然共和主義革命を起こした民衆に共感して、引っ張って行こうとしたのか。 仲の良かったヴィヨとドラクロワの友情にも陰が見え始めた。それ以外でも芸術の世界の派閥が、けっこう複雑に絡まっていて煩わしそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回もかなり盛りだくさんでした。 ✔︎ショパンのピアノ論(リストとの比較) ✔︎ショパンの演奏会 →表現が秀逸過ぎて音色が聞こえるようだった ✔︎人々のショパンの演奏会の感想(技術面に特化した)に対してのドラクロワの反発 →分析よりも驚嘆が先に来るはずだというドラクロワの芸術論。「知識の増加が感性の摩耗を招くというのは、どうした不幸な現象だろう?」 ✔︎フォルジェ男爵夫人の恋心と葛藤 →会えない寂しさと、会うことによって生じる寂しさ ✔︎ドラクロワの天才としての葛藤、それをヴィヨに言えなくなってしまった気まずさ ✔︎ショパンの事故 →死への恐怖よりもピアノが弾けなくなる恐怖の方が大きい ✔︎ドラクロワの花の模写 →「個々の事物を意味の交わりに於て眺めるのではなく、その色の関係に於てのみ観ることに彼は強い安堵と心地好さとを感じた。」
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