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六人の熟夫人 フランス書院文庫
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六人の熟夫人 フランス書院文庫

冬野螢(著者)

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六人の熟夫人 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院/
発売年月日 2005/10/10
JAN 9784829613771

六人の熟夫人

¥495

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2018/12/27

様々なシチュエーションが良好な短編集

2004年に「覗き」と「寝取られ」をテーマにした短編集を2作上梓した作者が本格的に短編作家の地位を築くべく(?)タイトルからして明確に短編集を謳い始めた最初の作品である。これまでは5編だったが、本作で初めて6編を収めている。とは言っても作風に大きな変化があるでもなく、従前通りの「...

2004年に「覗き」と「寝取られ」をテーマにした短編集を2作上梓した作者が本格的に短編作家の地位を築くべく(?)タイトルからして明確に短編集を謳い始めた最初の作品である。これまでは5編だったが、本作で初めて6編を収めている。とは言っても作風に大きな変化があるでもなく、従前通りの「寝取られているヒロインを覗き見る主人公」をベースにした短編が主に並んでいる。 この寝取られ風味が過度に陰鬱でもなく、割とカラッとしているのはヒロインがオンナの愉悦を享受するからであろう。他の男と懇ろになっているヒロインを目の当たりにする寝取られ感を嫉妬交じりの羨望に変え、時にはその相手が主人公自身となる寝取り感に変えている。こうした押し引きがバランス良く配された6編とも言える。 また、少年の主人公にとって高嶺の花と言える人妻の、その楚々とした佇まいや美貌への憧れ、もしくは神々しさにも似た、手を出すのも憚られる聖女性を描き出しながら、その裏に隠された淫らさやはしたなさをギャップとして魅せる上手さがある。作品を跨いで散見される「喘ぎ悶える」という表現が視覚的にイメージできる官能描写もコンパクトながら秀逸。 元より短編という限られた紙面によって奥行き感の不足が否めない中で、物語としてはこれから面白くなりそうなのに、と感じられる作品も中にはあるが、それもまた短編なるが故に致し方なしと思えば相応に纏まりが良く淫猥度も高い短編集だと思う。

DSK