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新訳 ロミオとジュリエット Shakespeare Collection 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2005/06/24 |
JAN | 9784042106159 |
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新訳 ロミオとジュリエット
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
この本は誰もが知って…
この本は誰もが知っているとは思いますがとても切ないお話しです。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
敵対するモンタギュー家とキャピュレット家、しかし、モンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットはお互いに恋愛感情を持っている。本作はロミオとジュリエットを中心に展開される恋愛悲劇作品である。本作の途中でジュリエットは好きでもない人との結婚を迫られる。それを回避するために、修道僧からアドバイスを受ける。それはジュリエットを仮死状態にさせることであるが、これをきっかけに悲惨な結果を招く。しかし皮肉なことに、この出来事によって、モンタギュー家とキャピュレット家は最終的に和解する。 また、本作の解説者で劇作家である鴻上尚史も、シェイクスピア作品を読むうえで色々と参考となる。解説によると、イギリス人がシェイクスピア作品を読むのは、日本人が古典を読むような感覚で、読んでも理解できないことが多いらしい。そのため、単に読むよりは、口に出してリズムを味わうことのほうがが大事だという。さらに、古典作品を楽しんで読むために、読者が、キャスティングを頭に浮かべて読むというのがポイントである。自身をロミオ、ジュリエットと見立てて、一方で相手を好きな人というように妄想しながら読むと、より作品に没入できる。
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2021/2/21 悲劇の仮面を被った喜劇。アンジャッシュも顔負けのスレ違いコント。 ジュリエットと父親の意向、パリスとジュリエットの会話、ロミオとジュリエットの運命、全てスレ違って悲劇へと収束するのに何故か笑えてしまう。(キャピュレットが権力の道具としか見ていなかった娘を亡く...
2021/2/21 悲劇の仮面を被った喜劇。アンジャッシュも顔負けのスレ違いコント。 ジュリエットと父親の意向、パリスとジュリエットの会話、ロミオとジュリエットの運命、全てスレ違って悲劇へと収束するのに何故か笑えてしまう。(キャピュレットが権力の道具としか見ていなかった娘を亡くした途端に涙を流すという掌返しっぷりは滑稽そのもの) この笑いは、登場人物たちは悲劇に見舞われている一方で、読者はその機械仕掛けのような見え見えの物語構成を把握しているというアイロニーが働いていることによって促されているように思える。 喜劇的な要素は、その他しつこいくらいの下ネタと押韻にも見られる。 またシェイクスピアによくある二項対立の葛藤もある。これはジュリエットの語る「外見と内実は正反対!」という台詞に集約されている。p62に数多、二項対立が挙げられているが、本作を貫く大きなテーマは愛情と友情だろう。ロミオは敵討ちから友情を選択し、愛情を投げ捨てる行動を取るが、一方でジュリエットは友情(家族の期待)を裏切って愛情を選択する。このバランス感覚は巧妙。 最後に印象的な一文を。 「逆境の甘いミルク、哲学だ。追放になっても慰められる。」
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