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医学は科学ではない ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/12/07 |
JAN | 9784480062789 |
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医学は科学ではない
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
米山公啓 著「医学は科学ではない」、2005.12発行。内容は、①統計学が医学なのか ②医学は芸術であった ③医者は科学的根拠で治療しているか ④人間的だからこそ科学ではない ⑤医学を科学と誤解する人たち ⑥患者は医療に何を求めるのか ⑦健康食品と代替医療 ⑧医学をどう考えるべき...
米山公啓 著「医学は科学ではない」、2005.12発行。内容は、①統計学が医学なのか ②医学は芸術であった ③医者は科学的根拠で治療しているか ④人間的だからこそ科学ではない ⑤医学を科学と誤解する人たち ⑥患者は医療に何を求めるのか ⑦健康食品と代替医療 ⑧医学をどう考えるべきか の8つです。ちょっと難しかったです。大きな流れは、治療から予防にシフトしてきているのでしょうか・・・。予防は個人個人の生活習慣に負うところが大ですね。
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医学は科学ではない。科学によって発展してきた西洋医学はたしかに私達の健康に貢献してきた。しかし、医学と科学と捉えてしまっている以上、越えられない壁や患者との間に生じるコミュニケーションのズレを修正することは難しい。本書では医学を科学とすることで現在起きている弊害を紹介するとともに...
医学は科学ではない。科学によって発展してきた西洋医学はたしかに私達の健康に貢献してきた。しかし、医学と科学と捉えてしまっている以上、越えられない壁や患者との間に生じるコミュニケーションのズレを修正することは難しい。本書では医学を科学とすることで現在起きている弊害を紹介するとともに、医学は本当に科学なのかということを問い直している。もちろん答えはタイトル通り医学は科学ではないということになるのだが、そこに至るまでの展開が面白い。一読をおすすめする。誰のための医学か。もちろん、患者のための医学なのだ。それが科学であっても、そうでなかろうとも。
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2005年12月10発行の書。 たぶんタイトルをみて購入したのだと思う。 冒頭よりなんだかEBMに対する批判なんだけど、それはむしろ科学偏重の医療のあり方に対する批判であって、EBMを科学偏重ととらえた誤解から生じているんではないかと思う。 『EBMには分析データを絶対視す...
2005年12月10発行の書。 たぶんタイトルをみて購入したのだと思う。 冒頭よりなんだかEBMに対する批判なんだけど、それはむしろ科学偏重の医療のあり方に対する批判であって、EBMを科学偏重ととらえた誤解から生じているんではないかと思う。 『EBMには分析データを絶対視する傾向がある(p.19)』『EBMという平均値の医療(p.189)』などという言葉にその誤解が伺える。 また、『医学』という語と『医療』が混在しているようにとれるが、著者がどのようにこの語を使い分けているのか、あるいは使い分けていないのがよくわからない。 内容としては、EBM・NBMを推奨しているようにも思えるのだけども、「EBMのような科学偏重はイカン」というような意見も飛び出すので興ざめである。 しかれども、医学(医療?)のあり方についての著者の意見は、時に冗長といえるほど解説されていて、見方によっては医療者やそれにふれる患者(潜在的な患者)への注意喚起や反省としてとらえることも出来る。 現代において絶対的な医療行為は存在しないことや、行われる医療行為の曖昧さを指摘している点はよいと思う。 けれども、世の中には、最良の医療の提供を目指している面々がいてその努力が存在していることを紹介してもいいのではないかとも思った。 読了後の感想としては、不満足。 「医学は科学ではない」 たしかに、医学は科学ではないかも知れない。が、それをどうアートに結びつけるかという内容を期待していたのかもしれない。
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