医学は科学ではない の商品レビュー
米山公啓 著「医学は科学ではない」、2005.12発行。内容は、①統計学が医学なのか ②医学は芸術であった ③医者は科学的根拠で治療しているか ④人間的だからこそ科学ではない ⑤医学を科学と誤解する人たち ⑥患者は医療に何を求めるのか ⑦健康食品と代替医療 ⑧医学をどう考えるべき...
米山公啓 著「医学は科学ではない」、2005.12発行。内容は、①統計学が医学なのか ②医学は芸術であった ③医者は科学的根拠で治療しているか ④人間的だからこそ科学ではない ⑤医学を科学と誤解する人たち ⑥患者は医療に何を求めるのか ⑦健康食品と代替医療 ⑧医学をどう考えるべきか の8つです。ちょっと難しかったです。大きな流れは、治療から予防にシフトしてきているのでしょうか・・・。予防は個人個人の生活習慣に負うところが大ですね。
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医学は科学ではない。科学によって発展してきた西洋医学はたしかに私達の健康に貢献してきた。しかし、医学と科学と捉えてしまっている以上、越えられない壁や患者との間に生じるコミュニケーションのズレを修正することは難しい。本書では医学を科学とすることで現在起きている弊害を紹介するとともに...
医学は科学ではない。科学によって発展してきた西洋医学はたしかに私達の健康に貢献してきた。しかし、医学と科学と捉えてしまっている以上、越えられない壁や患者との間に生じるコミュニケーションのズレを修正することは難しい。本書では医学を科学とすることで現在起きている弊害を紹介するとともに、医学は本当に科学なのかということを問い直している。もちろん答えはタイトル通り医学は科学ではないということになるのだが、そこに至るまでの展開が面白い。一読をおすすめする。誰のための医学か。もちろん、患者のための医学なのだ。それが科学であっても、そうでなかろうとも。
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2005年12月10発行の書。 たぶんタイトルをみて購入したのだと思う。 冒頭よりなんだかEBMに対する批判なんだけど、それはむしろ科学偏重の医療のあり方に対する批判であって、EBMを科学偏重ととらえた誤解から生じているんではないかと思う。 『EBMには分析データを絶対視す...
2005年12月10発行の書。 たぶんタイトルをみて購入したのだと思う。 冒頭よりなんだかEBMに対する批判なんだけど、それはむしろ科学偏重の医療のあり方に対する批判であって、EBMを科学偏重ととらえた誤解から生じているんではないかと思う。 『EBMには分析データを絶対視する傾向がある(p.19)』『EBMという平均値の医療(p.189)』などという言葉にその誤解が伺える。 また、『医学』という語と『医療』が混在しているようにとれるが、著者がどのようにこの語を使い分けているのか、あるいは使い分けていないのがよくわからない。 内容としては、EBM・NBMを推奨しているようにも思えるのだけども、「EBMのような科学偏重はイカン」というような意見も飛び出すので興ざめである。 しかれども、医学(医療?)のあり方についての著者の意見は、時に冗長といえるほど解説されていて、見方によっては医療者やそれにふれる患者(潜在的な患者)への注意喚起や反省としてとらえることも出来る。 現代において絶対的な医療行為は存在しないことや、行われる医療行為の曖昧さを指摘している点はよいと思う。 けれども、世の中には、最良の医療の提供を目指している面々がいてその努力が存在していることを紹介してもいいのではないかとも思った。 読了後の感想としては、不満足。 「医学は科学ではない」 たしかに、医学は科学ではないかも知れない。が、それをどうアートに結びつけるかという内容を期待していたのかもしれない。
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[ 内容 ] 患者は病気を治すために薬を飲む。 医者は病状を良くするために治療をする。 その根拠は科学的であると考えられているが、実際には曖昧であることが多い。 なぜか。 科学的データにもとづく「平均値治療」が奨励されているとはいえ、臨床の現場では、すべてを科学で解決できるとはか...
[ 内容 ] 患者は病気を治すために薬を飲む。 医者は病状を良くするために治療をする。 その根拠は科学的であると考えられているが、実際には曖昧であることが多い。 なぜか。 科学的データにもとづく「平均値治療」が奨励されているとはいえ、臨床の現場では、すべてを科学で解決できるとはかぎらないからだ。 むしろ、患者のほうが非科学的な治療を望むことも多々ある。 科学的データか患者の声か、その狭間でジレンマに陥る医療は、進むべき道をどこに探したらよいのか? 本書では、現場の生々しい本音を紹介しながら、臨床医学の虚構を暴く。 医の根源を見つめ、科学的根拠も経験も踏まえた、よりよい医療を模索する試み。 [ 目次 ] 第1章 統計学が医学なのか 第2章 医学は芸術であった 第3章 医者は科学的根拠で治療しているか 第4章 人間的だからこそ科学ではない 第5章 医学を科学と誤解する人たち 第6章 患者は医療に何を求めるのか 第7章 健康食品と代替医療 第8章 医学をどう考えるべきか [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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安くて平等な日本の医療保険制度。もう少し、平等のレベルを下げてもいいのに、こと生命がかかるだけに、下げにくい。こういう風に考えるお医者さんが増えれば、日本の医療も少しは変わっていくのでは?と思う。
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科学的根拠がないが結果が出ている治療も確かにあります。だからといっていい加減な代替医療が許されるのもまずいわけで。バランス良くやりましょうというのが結論でしたっけ?よく覚えていない。
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医学というものは科学にもとづいたものではなく、不確かなことが多く、また人間というダイナミックなものに対する学問(?)であるがゆえに、そこの点を考慮した医療が必要だと提言する本。
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近年は科学的な研究結果を基に医療を行っていると思われていますが、実態は徒弟制度による責任回避構造と医者の自己都合によって医療が行われているようです。科学的な根拠なしに、医療が行われ、よくこんなもので成り立っているのか不思議になります。 「評価されることでダメになる」だけを読む...
近年は科学的な研究結果を基に医療を行っていると思われていますが、実態は徒弟制度による責任回避構造と医者の自己都合によって医療が行われているようです。科学的な根拠なしに、医療が行われ、よくこんなもので成り立っているのか不思議になります。 「評価されることでダメになる」だけを読むだけでも重文役に立ちます。
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