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チャールズ・R.ジェンキンス(著者), 伊藤真(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2005/10/15
JAN 9784047915107

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商品レビュー

4

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2010/01/15

曽我ひとみさんの夫・ジェンキンス氏による手記

北朝鮮による拉致被害者である曽我ひとみさんの夫・ジェンキンス氏による手記。愛する家族との絆、日本に渡ることへの葛藤などが克明に描かれる。姿の見えない隣国・北朝鮮の実情を知る資料としても、読んでおきたい本だ。

yui

2018/06/14

米軍の脱走兵であり、拉致被害者の曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏による手記。 自らのおいたちや軍を脱走するに至った経緯、そして北朝鮮での生活について振り返っている。 アメリカで生まれ育ち、北朝鮮に対するシンパシーを持っていたわけでもない著者が約40年も「巨大な監獄」で暮ら...

米軍の脱走兵であり、拉致被害者の曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏による手記。 自らのおいたちや軍を脱走するに至った経緯、そして北朝鮮での生活について振り返っている。 アメリカで生まれ育ち、北朝鮮に対するシンパシーを持っていたわけでもない著者が約40年も「巨大な監獄」で暮らさざるを得ない苦しみは想像を絶するものがある。 飢えや寒さ、長時間の停電、不衛生さ、そして外国人であるために一般の人々から隔離されての生活。北朝鮮当局からの絶え間ない監視や盗聴、私生活への干渉を受け入れて(この国にいる限り受け入れざるを得ない!)暮らしていかなければならない。 北朝鮮当局は、ジェンキンス氏を含む4人の米軍脱走兵にまず、北朝鮮人の料理人をあてがったそうだ。彼女たちは、子供ができないと離婚された女性たちで、脱走兵らの料理や掃除を担当しつつ、実質的には妻のような役割を担わされた人たちだったという。これだけでも日本では考えられないほどの人権侵害だ。 こんなことを平気で行う北朝鮮の体制の中で、拉致被害者もそこから逃げることはできない。 曽我さんがジェンキンスさんのところに連れてこられたのもそうだ。「彼女に英語を教えて欲しい」という名目で20歳も歳の離れた著者の下に突然連れてこられたひとみさんはその日から一つ屋根の下で暮らすことになる。北朝鮮社会の中で孤立し、お互いに寄り添って暮らすしかなかった2人がその後、本当の愛をはぐくんだことは大きな救いだが、拉致被害者の方々が、拉致されたというだけでなく人権の存在しない北朝鮮で苦しみながら生きてきたであろうことを考えるととてもつらい気分になる。 著者が長く共に暮らしたという3人の脱走兵らのことについても比較的詳しく書かれている。そのうち2人は比較的早い時期に北朝鮮で死亡している。 残ったドレスノク氏と著者は、仲が良くなかったことが明かされているが、そのドレスノク氏(2016年平壌で死亡)が韓国のテレビ番組の中でインタビューを受けているのを見たことがある。彼は、ジェンキンス氏に対してあからさまな敵意を表明し、北朝鮮で暮らすことの喜びを語っていた。性格の不一致からぶつかることもあっただろうし、北朝鮮で暮らす身としては当局の目を気にしてジェンキンス氏を批判するしかなかったであろう。しかし、ジェンキンス氏に対するむき出しの憎しみの半分以上はもしかすると、北朝鮮を脱出できた彼への嫉妬だったかもしれない、とこの本を読んだ今、思う。

Posted by ブクログ

2018/03/12

北朝鮮拉致被害者、曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏による自伝。内容は、青年時代故郷のアメリカにいたころの話、北朝鮮に逃亡するに至った経緯、北朝鮮での生活、ひとみさんとの出会いと家族生活、ひとみさんの帰国と家族の引っ越し、最後に自分の家族をアメリカに訪ねるという構成である。 蓮池...

北朝鮮拉致被害者、曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏による自伝。内容は、青年時代故郷のアメリカにいたころの話、北朝鮮に逃亡するに至った経緯、北朝鮮での生活、ひとみさんとの出会いと家族生活、ひとみさんの帰国と家族の引っ越し、最後に自分の家族をアメリカに訪ねるという構成である。 蓮池さんによる手記は以前読んだことがあり、北朝鮮での生活の様子はよく似ている。ジェンキンス氏の場合は、ほかの米国脱走兵3人と共同生活をしていた。北朝鮮滞在中はまともな暖房や水道や電気も無く、食料の供給も安定せず、何より常に監視されまったく自由がなく、毎日北朝鮮の理念を勉強させられ、大変な苦難をしいられたという。 しかし、妻としてひとみさんが彼の家に連れてこられてから、彼の人生は大転回する。20歳近くも若くて美しいひとみさんを気に入り、出会って40日で結婚を申し込む。娘たちも生まれた。そして、ひとみさんだけが日本政府に救出され、家族が離れ離れになり、2年後娘たちと日本に行くことが決まる。 彼は米国軍人として脱出という重い罪を犯した。そして、北朝鮮に渡ってしまったことは、一生後悔することになる。本書では一切自己弁護は語られず、罪を認め、日本政府に感謝してある。驚いたのは、ここまで詳細な記憶があるということだ。また、ひとみさんとは英語で会話していると思っていたが、朝鮮語だという。ひとみさんを、家族をとにかく愛していることが伝わってくる。佐渡での暮らしは、幸福そのものだ。本書は、理路整然と本当によく書かれている。 ジェンキンス氏は、数か月前にお亡くなりになった。ご冥福をお祈りしたい。

Posted by ブクログ

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