告白 の商品レビュー
曽我ひとみさんの夫・ジェンキンス氏による手記
北朝鮮による拉致被害者である曽我ひとみさんの夫・ジェンキンス氏による手記。愛する家族との絆、日本に渡ることへの葛藤などが克明に描かれる。姿の見えない隣国・北朝鮮の実情を知る資料としても、読んでおきたい本だ。
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北朝鮮拉致被害者、曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏による自伝。内容は、青年時代故郷のアメリカにいたころの話、北朝鮮に逃亡するに至った経緯、北朝鮮での生活、ひとみさんとの出会いと家族生活、ひとみさんの帰国と家族の引っ越し、最後に自分の家族をアメリカに訪ねるという構成である。 蓮池...
北朝鮮拉致被害者、曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏による自伝。内容は、青年時代故郷のアメリカにいたころの話、北朝鮮に逃亡するに至った経緯、北朝鮮での生活、ひとみさんとの出会いと家族生活、ひとみさんの帰国と家族の引っ越し、最後に自分の家族をアメリカに訪ねるという構成である。 蓮池さんによる手記は以前読んだことがあり、北朝鮮での生活の様子はよく似ている。ジェンキンス氏の場合は、ほかの米国脱走兵3人と共同生活をしていた。北朝鮮滞在中はまともな暖房や水道や電気も無く、食料の供給も安定せず、何より常に監視されまったく自由がなく、毎日北朝鮮の理念を勉強させられ、大変な苦難をしいられたという。 しかし、妻としてひとみさんが彼の家に連れてこられてから、彼の人生は大転回する。20歳近くも若くて美しいひとみさんを気に入り、出会って40日で結婚を申し込む。娘たちも生まれた。そして、ひとみさんだけが日本政府に救出され、家族が離れ離れになり、2年後娘たちと日本に行くことが決まる。 彼は米国軍人として脱出という重い罪を犯した。そして、北朝鮮に渡ってしまったことは、一生後悔することになる。本書では一切自己弁護は語られず、罪を認め、日本政府に感謝してある。驚いたのは、ここまで詳細な記憶があるということだ。また、ひとみさんとは英語で会話していると思っていたが、朝鮮語だという。ひとみさんを、家族をとにかく愛していることが伝わってくる。佐渡での暮らしは、幸福そのものだ。本書は、理路整然と本当によく書かれている。 ジェンキンス氏は、数か月前にお亡くなりになった。ご冥福をお祈りしたい。
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北朝鮮手記ものに共通する閉塞感が息苦しい。この人の場合はその中での外国人コミュニティのさらなる閉塞感も輪をかける。この本の出版より後にドレズノクがイギリスのメディアのインタビューに応じていて「ジェンキンズは嘘つき。北朝鮮と生活に満足してるしここで死ぬつもり」と話しているがその真意...
北朝鮮手記ものに共通する閉塞感が息苦しい。この人の場合はその中での外国人コミュニティのさらなる閉塞感も輪をかける。この本の出版より後にドレズノクがイギリスのメディアのインタビューに応じていて「ジェンキンズは嘘つき。北朝鮮と生活に満足してるしここで死ぬつもり」と話しているがその真意も測れない。それくらいにこの国は人の人生を弄んでいる。それでは自分は自由に生きているのかというと謎ではあるが…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2005年刊行。北朝鮮拉致被害者曽我ひとみ氏の夫、ジェンキンス氏の自叙伝。北朝鮮での日常生活(抑留・拘留に等しく、甘く見積もっても軟禁状態)描写が生々しい。インフラ・自由・食料・娯楽、そのいずれもが不足しており、確かに一面的な体験記ではあるが、一読の価値は十分ある。なお、本論とはあまり関係はないが、著者の米陸軍に対する印象として、かつては士官と兵とが明確に区別され、あからさまに不平等な扱いであったが、その垣根が取り払われつつある点を感慨深く描述している。
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ジェンキンスさんが日本で書いたものなので、北朝鮮についてどこまで現状通りかは判断できないが、読む価値は確実にある一冊。
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北朝鮮にわたった理由、北朝鮮での暮らし、蘇我ひとみさんとどのようにして出会ったのか、日本にわたるまでの計画…そのどれもが夢の中の世界であるような、本当にこんな国が存在するのだろうかという驚きで胸が締め付けられる。これでも庶民と比べればよい暮らしぶりなのだそう。個人的には、ひとみさ...
北朝鮮にわたった理由、北朝鮮での暮らし、蘇我ひとみさんとどのようにして出会ったのか、日本にわたるまでの計画…そのどれもが夢の中の世界であるような、本当にこんな国が存在するのだろうかという驚きで胸が締め付けられる。これでも庶民と比べればよい暮らしぶりなのだそう。個人的には、ひとみさんと離れていたときの暮らしぶりや感情をもう少し知りたかった。まだまだ拉致被害者として埋もれている日本人、外国人がたくさんいるらしい。
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本当に素人さんが書いたのか疑わしいほど よくまとまっている本 北朝鮮での暮らしぶり、イデオロギー教育の手法、なども とても興味深く読んだ また、米国人の見た北朝鮮という姿というのが新鮮だった 文章からはマスコミに伝えられていた姿と、全く違う印象を受けたが、 その謎は後半の曽我...
本当に素人さんが書いたのか疑わしいほど よくまとまっている本 北朝鮮での暮らしぶり、イデオロギー教育の手法、なども とても興味深く読んだ また、米国人の見た北朝鮮という姿というのが新鮮だった 文章からはマスコミに伝えられていた姿と、全く違う印象を受けたが、 その謎は後半の曽我さんが帰国してのちの章で よくわかった。 この人ならきっと日本でも幸せに暮らせると思うし これまでの分幸せに暮らしてほしいと切に願う
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義弟が貸してくれた本。読んで良かった。多分自分から読もうとは思わなかった本。なぜなら、私が著者にいい印象を持っていなかったから。でも私が著者を誤解していただけだった。著者のこれからの人生が穏やかで幸福に満ちている事を願う。
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ジェンキンスさんと北朝鮮について知りたくて読書。 他の人のレビューにもあるが、本書を読むまで著者を誤解していた部分がある。軍脱走は重罪かもしれない。しかし、それ報いはすでに十分受けていると思う。 とにかく、著者が母親、家族と再会できてよかった素直に思った。同時に、北朝鮮という...
ジェンキンスさんと北朝鮮について知りたくて読書。 他の人のレビューにもあるが、本書を読むまで著者を誤解していた部分がある。軍脱走は重罪かもしれない。しかし、それ報いはすでに十分受けていると思う。 とにかく、著者が母親、家族と再会できてよかった素直に思った。同時に、北朝鮮という国の異常さ、恐ろしさを改めて知る。 もっと日本人は北朝鮮という国家の実態、現実、やり方、考え方を知るべきだと思う。何をするか分からない、恐怖の独裁国家とだけ思考停止的な一元論的な見方をするのではなく。 著者も述べている通り、各国から拉致された被害者が存在することは現在では周知の事実である。なぜ、日本以外が国家として、抗議や奪回へ取り組まないのであろうか。 別の専門書にも登場する朝鮮文化のひとつ度を越えた純血主義。北朝鮮人と外国人とのハーフを極端に嫌う風潮は韓国にも存在するという。しかし、外国人同士のハーフであれば、敵国の子どもであってもあまり差別がないという奇妙な実態。 料理人、お手伝いさんと名目で女性を派遣させて、ハニートラップのようにして北朝鮮から動けなくするような中国にも相通ずる手法も有名である。本書はそのあたりが生々しく描かれている。見事にハマった日本の残念な政治かも多いといわれる。 子どもが産めず、離縁させられた女性を料理人として住まわせるという、にわかには信じ難い、まるで中世の国のまま停止した国家。 ひとみさんが帰国したときのやり取り、そして、自身と娘たちが脱出して、インドネシアでの交渉後、来日するときのやり取りは、まさに当事者だから書ける内容。 残ったドレスノクはまだ今何をしているのだろうか・・・・・・。 著者には家族一緒にもっと自由で幸せになってほしい。 そして、残りの拉致被害者全員の帰国と、北の崩壊を願う。 読書時間:約2時間10分 本書はお借りしました。有り難うございます。
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北朝鮮の拉致について、衝撃的な事実を記した著書。 未知の世界を垣間見れる1冊。 拉致を考える方には、必読。
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