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ぼんち 新潮文庫
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ぼんち 新潮文庫

山崎豊子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2005/08/01
JAN 9784101104027

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商品レビュー

3.9

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2024/05/24

「ぼんち」(山崎豊子)を読んだ。 
これは凄いな。
船場ってのはもう独自の世界だったんだろうな。
非大阪人には理解し得ない大阪人だけの独特の響きを持った場所なのか。
『封建的な一種の特権階級』(本文より)というわけだ。 
もし私が同じ立場に生を受けたとして、いやぁとってもこんな甲...

「ぼんち」(山崎豊子)を読んだ。 
これは凄いな。
船場ってのはもう独自の世界だったんだろうな。
非大阪人には理解し得ない大阪人だけの独特の響きを持った場所なのか。
『封建的な一種の特権階級』(本文より)というわけだ。 
もし私が同じ立場に生を受けたとして、いやぁとってもこんな甲斐性は無いだろうと思う。
気が小さいんで絶対に「ぼんち」には成れんわ。 
《大阪船場、かつてそこには独自の生態を頑なに守り続けた驚愕の種族が存在していた》 
なーんてね。 
終わり方も見事でした。 
あー面白かった!

Posted by ブクログ

2023/11/01

「船場は大阪支中央区の商業地域。かつては問屋や商家が軒を連ねる大阪町人文化の中心地だった。「ぼんち」は、船場の老舗足袋問屋「河内屋」の家に生まれた喜久治の人生を軸に、彼を取り巻く個性豊かな女たちの大正期からの日々を負う。  喜久治の父親は死ぬ前に喜久治に言う。「ぼんちになってや、...

「船場は大阪支中央区の商業地域。かつては問屋や商家が軒を連ねる大阪町人文化の中心地だった。「ぼんち」は、船場の老舗足袋問屋「河内屋」の家に生まれた喜久治の人生を軸に、彼を取り巻く個性豊かな女たちの大正期からの日々を負う。  喜久治の父親は死ぬ前に喜久治に言う。「ぼんちになってや、ぼんぼんはあかん。」ぼんちとは良家のぼんぼんとちがって性根がすわったスケールの大きい男を指す。喜久治はぼんちになれるのか。」 (『いつか君に出会ってほしい本』田村文著 の紹介より)

Posted by ブクログ

2023/09/23

面白かった~! 大正から昭和初期の大阪の老舗足袋屋の跡取り息子、喜久治が主人公である。フィクションではあるが、著者の山崎豊子氏は膨大なリサーチをしており、当時の大阪の商人の暮らしぶり、遊び方や価値観、しきたりなどが良く分かった。想像以上にスケールが大きかった。 喜久治が生まれた家...

面白かった~! 大正から昭和初期の大阪の老舗足袋屋の跡取り息子、喜久治が主人公である。フィクションではあるが、著者の山崎豊子氏は膨大なリサーチをしており、当時の大阪の商人の暮らしぶり、遊び方や価値観、しきたりなどが良く分かった。想像以上にスケールが大きかった。 喜久治が生まれた家は、女系3代の立派な商家で、世代ごとに娘が婿をもらいながらビジネスを育ててきた。女たちは実際には商売をしないが、裏で家を仕切っており、祖母と母が実質支配者である。大金持ちの家に生まれた息子は、10代の頃から派手に女遊びを始める。20代になると一度結婚をして息子を設けるが、嫁は出産後すぐに祖母と母に追い出される。息子は商売に精を出しつつ4人の妾を抱え、それぞれの華やかな生活をサポートし続ける。一方、昔ながらのしきたりに窮屈さも感じ始める。やがて戦争が始まり、家族は派手な暮らしを見直さざるを得なくなる。 当時の艶福家の遊び方はスゴイ。芸者遊びはどれほどお金がかかることか。妾達も、本妻になれないことは最初から承知の上で養ってもらっている。感心したのは、喜久治がちゃんと妾達の面倒を最後まで見続けるということと、彼がビジネスマンとして商品の企画から営業まで有能であるということだ。 大阪弁で繰り広げられる商い。女性の地位。なかなか面白い船場の世界をのぞかせてもらった。

Posted by ブクログ

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