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記憶の小瓶
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | クレヨンハウス |
| 発売年月日 | 2004/09/01 |
| JAN | 9784861010231 |
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記憶の小瓶
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
高楼方子さんの幼少期の思い出を綴ったエッセイ。何があったかに加えて、その時どう感じ、何を思い、考えたか、という心の動きが微細に語られる。 思い上がったようなことを言ってしまうけれど、私も実はこれくらいの解像度で小さい時のことを覚えていて、主に夫相手に語ることがある。夫には、よ...
高楼方子さんの幼少期の思い出を綴ったエッセイ。何があったかに加えて、その時どう感じ、何を思い、考えたか、という心の動きが微細に語られる。 思い上がったようなことを言ってしまうけれど、私も実はこれくらいの解像度で小さい時のことを覚えていて、主に夫相手に語ることがある。夫には、よくそんなこと覚えてるね、俺は何の記憶もない、というようなことを言われる。昔をよく覚えているのとぼんやりしているのとどっちが普通なのかはわからない。それに、日々の生活のなかで、昔のことを人に語る機会自体がそもそも多くは訪れない。その時やろうとしていることに直結する益のある話ならともかく、ただ私が、あの時こう思った、という特にオチもない話を、面白いと聞いてくれる人なんてそうそういない。 方子さんも、その点大いに悩みながらの執筆であったことは、あとがきで、張りつめていた気が緩んだようなかわいさで吐露されている。そして、「この思い出話に価値があるとしたら、読んだ方の遠い記憶を呼び覚ますきっかけになってくれるかもしれないことくらいか」という旨、まえがきにもあとがきにも書かれていた。 私にとってはどうだろう。ファンとしての嬉しさはおいておいたとして、もともと覚えているから、「これがきっかけで呼び覚まされた」という感覚はない。だけど、これらの、私以外の誰にとっても価値のない⋯⋯いやまあそこまで卑下しないとしても、少なくとも「役に立つ」ことはない⋯⋯記憶を、私だけはもっと大切にしてもいいのでは、という気持ちになった。 「それ誰かの役に立つの」「どんなバリューを生み出すの」みたいな問いかけに、勝手に晒された気になって縮こまって奥に(他ならぬ私の手で)押しやられていたそれらを、ひとつひとつ取り出して、ふかふかに積もった綿埃を拭い取って磨いて小瓶に詰めて棚に並べて、ただひとりでそれをほうっと眺めて過ごす、そんな甘やかな「自閉」の世界に籠っていられたらどうだろう。「誰かの役に立つ」のは、そのひとときを獲得するための手段として、持続可能性をもてる範囲を見極めつつ、心静かにこなせばいいのかもしれない。それとも、そんな貢献心の低さではやっぱりいたたまれなくなるのかなあ。 (小二の家庭訪問で、私が「気が利かない子である」という話題で先生と親が盛り上がるのを目の当たりにしたくらい、私の貢献心の低さは筋金入りである。盛り上がって見えた親は、先生の帰ったあと「ひとの子をあんなふうに言うなんてひどい先生だ」と怒ってもいた。え、どっちの味方なの、と私は混乱した。親も大変だなあと今は思う。)
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高楼方子であり、たかどのほうこである作者の子どもの頃の体験や思いを書いたエッセイ集。 普段のお話ではおめかししている方子先生が読者の私たちに少し普段着の言葉で話しかけてくれます。とはいえ、なんてことない体験を通して感じたことや残す言葉が方子先生らしくて、ファンの心はキュンキュン...
高楼方子であり、たかどのほうこである作者の子どもの頃の体験や思いを書いたエッセイ集。 普段のお話ではおめかししている方子先生が読者の私たちに少し普段着の言葉で話しかけてくれます。とはいえ、なんてことない体験を通して感じたことや残す言葉が方子先生らしくて、ファンの心はキュンキュンです。 「何があったか」はもとより「どう感じたか」に関する記憶力が抜群にいい人なんだなと思います。普通は大人になるにつれ、その記憶や思いを変質させてしまうことが多いと思う。負の感情を増幅させてトラウマになったり、逆に成長の糧になったり。そうして「消化」していくんだと思う。でも、ほうこ先生は生の感情のまま変質させずに持っており、しかも失くさない。だから、彼女の作品を読むと読者もありし日のアレコレを思い出して、子どもの頃に使っていた心のどこかがジクジクと痛むんだと思います。 記憶の小瓶はきっともう空(から)だけれど、開けると残り香だけが漂ってくる…そんな印象を受けました。読み始める前はメッセージが入って海に浮かんでいるあの小瓶をイメージしていたけれど、読み終わって思い浮かぶのは香水の瓶です。匂いって記憶と強烈に結びついているよねえ。 ファンにはぜひオススメしたい一冊です✨
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図書館返却期限がせまっていて、前半はじっくり読めたんだけど、後半はとりあえずさらりと。 方子氏の幼少期のあれこれを覗き見ることができる素晴らしいエッセイ これは、何度も何度も、しかもゆっくり読みたいやつだな、と こういう本は買ったほうがいいやつなのかもしれない…
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