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吉行淳之介エッセイ・コレクション(2) 男と女 ちくま文庫
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吉行淳之介エッセイ・コレクション(2) 男と女 ちくま文庫

吉行淳之介(著者), 荻原魚雷(編者)

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吉行淳之介エッセイ・コレクション(2) 男と女 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:生と性:赤い玉がポンと出る…話. 女体へのさわり方. 生と性. なぜ性を書くか. 娼婦と私:娼婦と私. セックスについて. 性と文学. 「私」のなかの娼婦. 悪女のすすめ. 移り気な恋. 男娼会見記. 男と女の間. 苦悩と不能. 荷風の三十分. 節穴. お人好しの女. 赤線という名の不死鳥. 男と女:美醜について. 嫉妬について. オルガスムスを見分ける方法. 男が女に甘くなるとき…. 性の喜びを知らぬ女へ. 子宮が体内をさまよう. 恋愛と結婚:誘惑. あいびき. 心と躯. 愛と性. 性の悲劇. 恋愛と人生Q&A. プラトニック・ラブ再考. 一夫一婦制について. 四畳半襖の下張「裁判」法廷私記
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2004/03/10
JAN 9784480039323

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吉行淳之介エッセイ・コレクション(2)

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2010/08/14

女のほうは無限である。生きているかぎり大丈夫である。なにが大丈夫で、なにが無限か、わざわざ言わなくてもいいだろう。その受身の構造上、大丈夫にでき上っているわけだし、性慾自体が生きているかぎり存在しているらしい。 吉行淳之介はエッセイの名手である、と何かで読んだ気がする。そして、...

女のほうは無限である。生きているかぎり大丈夫である。なにが大丈夫で、なにが無限か、わざわざ言わなくてもいいだろう。その受身の構造上、大丈夫にでき上っているわけだし、性慾自体が生きているかぎり存在しているらしい。 吉行淳之介はエッセイの名手である、と何かで読んだ気がする。そして、奥さんの他に愛人が何人かいる女性関係・・・そんな人の男女論。どんなものかと思って読んだけれど…。うーん。典型的な昭和の男性の男女論以上のものはなかった。遊んでいるんだろうなという印象は受けるけれど、この人は女の何を知っているのだろうか、と思ってしまう。 昭和の男性が、男女論をブツのに吉行淳之介をお手本にして、それが定着した、というなら納得だけどね。 四畳半襖の下張事件で証言したときのエッセイは面白かった。裁判で、わざわざ小説家がでてきて、小説論を述べるなんて。しかも、吉行淳之介の受け答えがまた、ユーモラスでかっこいい。

Posted by ブクログ

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