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俳句的生活 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2004/01/25 |
JAN | 9784121017291 |
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
俳句に関することですが、単に「切れ字」や「言葉の取り合わせ」に留まらず、京料理、面影、言語の世界にまで考察・波及、子規や虚子への思いも語られています。じっくり味わいました。長谷川櫂(1954年、熊本生まれ、東大法卒)「俳句的生活」、2004.1発行。明治5.12.3を明治6.1.1にした新暦(太陽暦)移行は、日本人の季節感を根底から揺さぶる大事件でしたね。月と節気の対応がずれ、暑さ寒さで季節を区分せざるをえなくなり、季節感が平板に。もっとも、地球温暖化で更におかしくなってきてますが・・・。
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160604 中央図書館 俳句的エッセーの域を出ないし、俳句の感性は広く共有するというものでもなく、自分自身の宇宙観を切り取ったスナップをたまたま開陳しているというものだしなあ。。
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俳句の新書というよりは、俳人のエッセイとして読める。著者はとても筆達者で、文章自体も洗練されており、読んでいてだれない。 私は俳句の新書として読む意味合いが強かったので、最初の「切れる」の章を読み、著者の俳句の「読み」におおっ、と声を上げたい気持ちになった。 とてもわかりやすく...
俳句の新書というよりは、俳人のエッセイとして読める。著者はとても筆達者で、文章自体も洗練されており、読んでいてだれない。 私は俳句の新書として読む意味合いが強かったので、最初の「切れる」の章を読み、著者の俳句の「読み」におおっ、と声を上げたい気持ちになった。 とてもわかりやすく、説得力のある「読み」だったのだ。簡潔でいて、深みがあり、無理がない。なるほどあの有名な句の17文字が描き出したのはこういう世界だったのか、自分はなんと読みができていなかったのだろう、と目が覚めるような気持ちになった。 それだけに、後の方になると俳句の「読み」「技法の解説」というよりは、著者のエッセイ色の方が濃くなってきたので少々残念に思ったが、一冊をとても心地よく読むことができた。 時折著者の気持ちが先走っているように感じる場面もあったが、それもまぁご愛嬌という程度。俳句だけでなく、短歌にも触れている場面も多いのが、私的にはうれしかった。
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