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時間への失墜 E.M.シオラン選集4
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時間への失墜 E.M.シオラン選集4

E.M.シオラン(著者), 金井裕(訳者)

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時間への失墜 E.M.シオラン選集4

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国文社
発売年月日 2004/07/01
JAN 9784772001595

時間への失墜

¥2,200

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2025/05/01

シルヴィー・ジョドーの『シオラン あるいは最後の人間』 (叢書・ウニベルシタス 593)という本がある。シオランの著書からの引用が網羅され、熱気を帯びた緻密なシオラン論が展開されている。私の頭のレベルでは、ジョドーの本を読み通すことがとても難しいが、いつの日にか読むために大切に保...

シルヴィー・ジョドーの『シオラン あるいは最後の人間』 (叢書・ウニベルシタス 593)という本がある。シオランの著書からの引用が網羅され、熱気を帯びた緻密なシオラン論が展開されている。私の頭のレベルでは、ジョドーの本を読み通すことがとても難しいが、いつの日にか読むために大切に保管しておきたいと思う。 それがどうしたというのか?ここで私が伝えたいことは、ジョドーの本に収録されているシオランとジョドーによる 『対談』の末尾で、シオランが『生誕の災厄』『苦渋の三段論法』『時間への失墜』の三冊に愛着があること、そして「以上の三冊の本で、たぶん充分だったでしよう。ためらわず繰り返しますが、私は書き過ぎました」と語っていること。 シオランは、「 私がことのほか愛着をもっているのは、『時間への失墜』の最後の7頁です。これは私が書いたもっとも真剣なものです。7頁を書くのにえらく苦労しましたが、概して理解されませんでした。この本は、私からすればもっとも個人的なもので、私にとって最大の関心事を書いたものなのに、さっぱり話題にされなかった。実際、時間からの失墜にまさる重大な劇があるあるでしようか。残念ながら、この私の思想の本質的側面に気づいた読者はいなかった」と語っている。 私は『時間への失墜』を、ジョドーの本と同様、いつの日にか読むために大切に保管したいと思う。 【参考】 ●『対談』(シオラン/ジョドー)の末尾の部分 <ジョドー:特に愛着をおもちの本はありますか。 シオラン:もちろん、『生誕の災厄』です。この本のどの言葉も、私とは切っても切れないものです。この本はどの頁からでも読める。ただし、全部は読む必要はない。 私はまた、『苦渋の三段論法』にも愛着をもっています。理由は単純で、みんながこの本をくさしたから。この本を書いて、私は評判を落としたといわれました。この本が出たとき、正しい判断をしたのはジャック・ロスタンだけでしたね。「この本は理解されないだろう」といっていましたから。 でも、私がことのほか愛着をもっているのは、『時間への失墜』の最後の7頁です。これは私が書いたもっとも真剣なものです。7頁を書くのにえらく苦労しましたが、概して理解されませんでした。この本は、私からすればもっとも個人的なもので、私にとって最大の関心事を書いたものなのに、さっぱり話題にされなかった。実際、時間からの失墜にまさる重大な劇があるあるでしようか。残念ながら、この私の思想の本質的側面に気づいた読者はいなかった。 以上の三冊の本で、たぶん充分だったでしよう。ためらわず繰り返しますが、私は書き過ぎました。 ジョドー:それがあなたの最後の言葉ですか。 シオラン:そうです。  > ●シルヴィー・ジョドーのプロフィール 1951年生まれのフランスの女流文筆家。20代後半から30代のはじめにかけて、おもに雑誌『オラクル』に拠って文学活動を行なってきたが、やがて関心を文学から、神秘思想を含む広義の宗教、とくに仏教に移す。30代の半ばにシオランと出会い、「精神の歩みの上で一段階」を画する決定的な影響を受ける。現在の主要な関心の対象はトランスパーソナル心理学であるという。『シオラン あるいは最後の人間』(1990)と同時に、シオランとの対談を収めた小冊子『対談』が刊行されている。

Posted by ブクログ

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