グラント船長の子供たち(下)

ジュール・ヴェルヌ(著者), 大久保和郎(訳者)

• 販売会社／発売会社: ブッキング/
• 発売年月日: 2004/07/10
• JAN: 9784835441139

商品レビュー

2019/01/12

ヴェルヌは地理にとっても詳しい　いわば地理博士！　「グラント船長の子どもたち」に登場する博学のパガネルのモデルかも！？
そそっかしいところは似てない？

今の地図と照らし合わせて読んでいますが、わからないことも多いです。
一緒に冒険できますよ！

　⇒　URLは　http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83%94%83F%83%8B%83k&x=27&y=10&inside=1　『Ｍｙあれこれブログ：ヴェルヌで検索した結果』　：　

2010/10/16

うーん、期待はずれでござった。下巻は、もう殆どナナメ読み。というか、全体的に訳が古くて読みづらいのもありますが、何よりもイギリス批判や人種差別としか思えない事が延々と書かれているのがしんどかったです。

苦労しながら旅する一行に転機が訪れてからは、、少しは面白くなってきたんですが、途中からグラント船長の事なんか登場人物の頭から吹っ飛んでますし（まぁ、確かにしょうがないのですが）…うーん。ちょっとこれを大冒険というのは、ちがう…かなぁ。ただ、「神秘の島」でこの作品の重要人物が出てくるのですが、あの人がどうしてああなったのかが良く分かっただけでも満足です。「神秘の島」だけじゃ、訳が分からなかったので。でもなー下巻の最初の登場人物紹介でおもいっきりネタバレしてるんだよなー。「神秘の島」を読んでいたからもう知ってるけど、それにしてももう少し配慮してほしかったです。ていうか、そこがこのお話のキモじゃないのかと…。

この本は、絶版なので入手しづらいですが（amazonでも高かった）こちらで４２０円でテキストデータが買えるようです。試し読みも出来ます。私は図書館で取り寄せて貰って借りましたが、上下巻一ヶ月もかかって後半ナナメ読みとかどんだけ読むの遅いのかというか、読むヒマがなかった（；；）
http://www.gutenberg21.co.jp/grant1.htm

後半は残酷な表現がそのまま出てくるので（私はもう途中からそういった描写の部分は飛ばしました）お子様には勧めません…。三部作のうちどうしてこれだけ子ども向けに出されないのか、よーく分かりました…。

パガネルさんは、うっかりものということで良いキャラだとはおもうのですが、やっぱりウンチクが長すぎてゲンナリします。話が長い上に、当時の知識がないものですから、何のことだかサッパリ分からない。うーん。まぁ、最後はハッピーエンドだったから、ある意味…彼がこの物語の主役といっても良いかもしれません（笑）

さぁ、次は何を読もう？