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珈琲相場師 ハヤカワ・ミステリ文庫
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珈琲相場師 ハヤカワ・ミステリ文庫

デイヴィッド・リス(著者), 松下祥子(訳者)

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珈琲相場師 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2004/06/30
JAN 9784151728532

珈琲相場師

¥220

商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

珈琲で大もうけしよう…

珈琲で大もうけしようとたくらんだ男の物語。歴史ミステリの佳作。

文庫OFF

2017/03/17

紙の迷宮の主人公のおじいちゃんが主役の歴史ミステリー。 目まぐるしく変わる状況のスリルで言えば、こちらの方がおもしろかったかも。 そしてやっぱり、ユダヤ人ということに考えさせられます。

Posted by ブクログ

2012/06/22

オランダを舞台にした作品というのは初めて。時代はペスト流行や宗教裁判がヨーロッパ中に影を落としていたころだが、欧州商業の中心地という地位を確立していたこの国では、ユダヤ教徒が必ずしも「マイノリティ」として扱われてはいない。その点がとても興味深かった。むしろキリスト教徒が隠れて礼拝...

オランダを舞台にした作品というのは初めて。時代はペスト流行や宗教裁判がヨーロッパ中に影を落としていたころだが、欧州商業の中心地という地位を確立していたこの国では、ユダヤ教徒が必ずしも「マイノリティ」として扱われてはいない。その点がとても興味深かった。むしろキリスト教徒が隠れて礼拝をあげていたりもする。同じユダヤ教徒であっても、あちらはあちら、こちらはこちらと、社会的に区別されていたりもする。これは民族を保護する公会議マアマトという組織が機能しているためだ。 公会議はユダヤ人共同体の利益を考え、運営されているが、その目的ゆえに唾棄すべき宗教裁判所に近い性質を帯びる、その可能性を秘めている。すなわち、ユダヤ教徒は共同体から追放されることを恐れるのだ。ここでの生活を追われるということは、そのまま宗教裁判所の悪意にさらされることを意味する。ゆえに、公会議の権威は力のないユダヤ教徒に対して圧力ともなりうる。 物語はそんな舞台で繰り広げられ、ポルトガルのリスボンから逃れてきた過去を持つミゲルという商人にスポットライトを当てる。砂糖取引で破産の憂き目にあっていたかれは、オランダ人未亡人にコーヒーでの商売を持ちかけられる。当時、あんな黒くて苦い土のようなものを飲む人間などいなかったが、東欧ではすでに愛用されているという。西欧にも兆しがある。うまく市場を操作できれば、かならず需要を招くことができる。そういう騙し騙されのミステリ。おりしも、先物取引、株などといった新しいビジネスの形が出来上がったばかりの時代だ。

Posted by ブクログ

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