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ミシン2/カサコ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 2004/07/02 |
JAN | 9784093861410 |
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ミシン2/カサコ
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商品レビュー
3.6
53件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
こういう続き物は、どう足掻いても無印をこえることは滅多になく、今作もそうではあるのですが、ミシンと傘子がお互いを思い合う描写やすれ違い…そして成長?みたいなものも垣間見えて良かったです。 野ばらちゃん節が炸裂していて、レトルトカレーをつくってミシンに食べさせる傘子のくだりはとも好きです。そしてそれを完食するミシンから、愛情を感じてキュンとなりました。最後のMILKでのお買い物のところも好きです。
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若い頃だったらもしかすると理解できたんだろうか。 共感できたんだろうか。 否定するでもなく、なんとなくふーんと思いながら読んだ。 若さ、世界の狭さ、自分が全て… そんな時代もあるよね、と思ったりもして。
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※このレビューにはネタバレを含みます
まさか『ミシン』を初めて読んだ時、『ミシン2』なる小説が存在するとは思いもしなかったので、ちょっとびっくりしつつも読了しました。嶽本野ばらさんの作品、けっこー読んでますね。 冒頭、正直蛇足かなーと思いました。だって、『ロリータ・デス』でミシン自身が「今すぐ死んで/そうすれば愛は不変になる」と歌っていて、『ミシン』では傘子のミシン殺しを仄めかすところからも、この『ミシン』はよくまとまってて素敵だなーと思っていたわけで、それがこう運良くミシンが生きていて、嫌々言いながらもどこか楽しそうに傘子と交流を深めていく場面を見せられても……と。 ですが、物語が後半に進むにつれ、ライブ中の描写が激しくなっていくにつれ、ミシンの脆さと傘子の強さが現れてくるにつれ、もうページをめくりっぱなしでした(笑)。結局ラストまでミシンと傘子は死ぬことなく、希望を持たせたエンドでしたが、それに納得してしまうくらい、涙が出そうになるくらい、心を奪われた物語だったのも確かなのです。こういう、エンタメ的な小説なのに、とても文学的で深い物語、嶽本野ばらさんの他の著作を読んできたからこそ、尚更『ミシン2』での心象には感動せざるを得ませんでした。 あと、所謂嶽本野ばらさんらしさも全開なので、やっぱり自分のような人間には刺さるのかなと思います。 なんだよ、結局良かったんじゃねーか! 何が蛇足だよ! 最高だぜ、まったく……!!
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