1,800円以上の注文で送料無料

とうほく妖怪図鑑 んだんだブックス
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

とうほく妖怪図鑑 んだんだブックス

山口敏太郎(著者)

追加する に追加する

とうほく妖怪図鑑 んだんだブックス

定価 ¥1,760

825 定価より935円(53%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 無明舎出版/
発売年月日 2003/07/30
JAN 9784895443449

とうほく妖怪図鑑

¥825

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2011/12/23

『とうほく妖怪図鑑』見開きで妖怪伝承を紹介 本書(山口敏太郎『とうほく妖怪図鑑』無明舎出版、2003年)は、東北の妖怪や伝承を地域別に紹介した書籍である。一つのテーマを見開き2頁で紹介しており、読みやすい。妖怪の出現が伝承された場所を紹介するため、観光案内にもなる。「戦争に行った...

『とうほく妖怪図鑑』見開きで妖怪伝承を紹介 本書(山口敏太郎『とうほく妖怪図鑑』無明舎出版、2003年)は、東北の妖怪や伝承を地域別に紹介した書籍である。一つのテーマを見開き2頁で紹介しており、読みやすい。妖怪の出現が伝承された場所を紹介するため、観光案内にもなる。「戦争に行った鹿島さん」(16頁)や「八甲田山の兵士の怨霊伝説」(106頁)のように近代になってからの伝承もあり、妖怪が前近代の遺物ではないことを示している。実際、口裂け女のように現代の都市伝説も存在する。 本書は伝承に社会学的な分析を加えている点も特色である。たとえば「狐が嫁になりすます」怪談は共同体の秩序を見出す異人としての嫁への警戒感が反映されていると指摘する(33頁)。実際、現代でも相続紛争の泥沼化の原因として嫁の口出しが指摘される灰谷健司『相続の「落とし穴」 親の家をどう分ける?』角川SSコミュニケーションズ、2008年、58頁)。妖怪は現代に通じるテーマである。(林田力)

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品