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虹の谷の五月(下) 集英社文庫
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虹の谷の五月(下) 集英社文庫

船戸与一(著者)

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虹の谷の五月(下) 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2003/05/25
JAN 9784087475739

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虹の谷の五月(下)

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みんなの感想まとめ
  • 少年成長物語
  • フィリピン舞台
  • 銃声響く冒険
  • 家族喪失の葛藤
  • 希望と誇りの叙事詩
  • 腐敗社会の中での道模索
  • 元反政府ゲリラとの友情
  • 一人称視点の心情描写
  • 歴史的背景を踏まえた物語
  • 温かい成長の物語

少年の成長と心の葛藤を描いた物語は、フィリピン・セブ島を舞台に、過酷な環境で生きるトシオの姿を通じて、希望と誇りを感じさせます。主人公は、家族を失い、腐敗した社会の中で自らの道を模索し、元反政府ゲリラのホセやクィーンとの関わりを通じて成長していきます。物語は、歴史的背景を踏まえつつ、冒険小説としても楽しめる要素を持ち、読者を引き込む力があります。特に、一人称で語られるトシオの心情は、彼の成長を温かく見守る感覚を与え、重くも美しい展開が心に残ります。周到な調査に基づく作品は、ただのフィクションにとどまらず、歴史の重みを感じさせる重要なメッセージを持っています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2010/05/28

伝統的な農耕社会が資…

伝統的な農耕社会が資本主義消費文化によって蹂躙されていく。拝金主義によって変わっていく人々をトシオの目から痛烈に描いている。13歳から15歳まで、精神的にも肉体的にも大きく成長していく3年間。その細部がいい。そして、読後感は希望に満ちて誇らしい気持ちに包まれる。“丸い虹”が見事な...

伝統的な農耕社会が資本主義消費文化によって蹂躙されていく。拝金主義によって変わっていく人々をトシオの目から痛烈に描いている。13歳から15歳まで、精神的にも肉体的にも大きく成長していく3年間。その細部がいい。そして、読後感は希望に満ちて誇らしい気持ちに包まれる。“丸い虹”が見事な象徴となっている。全ての著作を読んでいるわけではないが、かつての船戸与一とは明らかに違うと思う。

文庫OFF

2010/05/28

少年から大人への成長…

少年から大人への成長を描く物語の下巻。ラストの墓石に刻む名に成長の様子が表れているようだった。

文庫OFF

2023/05/27

トシオはメグはどんな大人になっただろう。 ガルソボンガ地区は今は。 主人公は私より5歳若いセブ島の山あいの町に住むトシオ。 1998年から2000年にかけてのフィリピン・セブ島の山間の田舎を舞台に13歳から15歳に成長していくトシオ。日本の当時と比べ物にならないくらい過酷。 日...

トシオはメグはどんな大人になっただろう。 ガルソボンガ地区は今は。 主人公は私より5歳若いセブ島の山あいの町に住むトシオ。 1998年から2000年にかけてのフィリピン・セブ島の山間の田舎を舞台に13歳から15歳に成長していくトシオ。日本の当時と比べ物にならないくらい過酷。 日本人の父に逃げられ、母はエイズで若くして亡くなり、かつて抗日ゲリラだったガブリエル爺と闘鶏を生業に細々と暮らす。 トシオは丸い虹が架かる谷に住む元反政府ゲリラのホセを尊敬している。 腐敗した自治と警察、共通価値はお金だけ。かろうじて保たれていた均衡がクィーンの帰国を機に崩れていく。彼女は年上の日本人画家と結婚し遺産を相続して地元に邸宅を建てる。 一人称で語られるトシオの心の成長が言葉使いと思考から伝わり、子供の成長を喜ぶような気持ちで読める。それはこの話の数少ない救いである。 突破口が見つかりそうになりながら、次の瞬間に見失う展開の繰り返しは重く悲しく、ゆえに美しさと残酷さが心に残る。 冒険小説であり、ガブリエル、トシオ、クイーンを生み出した日本の責任がのしかかってくる歴史ドラマでもある。 日本がフィリピンにしたことが尾を引いていることを忘れさせない。ひとつの楽園でセブ島を終わらせてはいけない理由がわかった。 参考文献も5冊掲載。周到な調査を背景にした小説が投げかけるものは大きい。

Posted by ブクログ

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