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磁力と重力の発見(2) ルネサンス
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:ルネサンス |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2003/05/22 |
| JAN | 9784622080329 |

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磁力と重力の発見(2)
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商品レビュー
4.8
10件のお客様レビュー
どのように遠隔力が解釈されたのかについて、数千年にわたる人類の思考のダイナミズムを感じられた。魔術的自然観や宗教的自然観について多くのページを割いていて興味深かった。磁力の発見、さらには近代科学の発展に大きく寄与したギルバードやケプラーが、機械論的な見方ではなく、むしろ魔術的な視...
どのように遠隔力が解釈されたのかについて、数千年にわたる人類の思考のダイナミズムを感じられた。魔術的自然観や宗教的自然観について多くのページを割いていて興味深かった。磁力の発見、さらには近代科学の発展に大きく寄与したギルバードやケプラーが、機械論的な見方ではなく、むしろ魔術的な視点から自論を展開していたことに衝撃を受けた。近代科学の誕生の背景について、これまでの私自身の見方を変えてくれた。(1〜3巻総合的な感想です。)
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ルネサンス期の磁力の捉え方は、未だ、魔術的、呪術的であった。時代が進むにつれて、ダイモン魔術と自然魔術の分化が少しずつ進み、航海技術の影響で、アカデミズムから技術者が磁力について考えるようになる。 ラテン語から自国語を使用しての出版にも後押しをされて、秘匿から公開の道を歩む。 自...
ルネサンス期の磁力の捉え方は、未だ、魔術的、呪術的であった。時代が進むにつれて、ダイモン魔術と自然魔術の分化が少しずつ進み、航海技術の影響で、アカデミズムから技術者が磁力について考えるようになる。 ラテン語から自国語を使用しての出版にも後押しをされて、秘匿から公開の道を歩む。 自然魔術が、科学へと変化をしようとしている前夜の話だった。 普通に物理を学んでいるだけでは出会うことのない、さまざまな文献の大切な部分が訳出されていて、学問の発展が一直線でないという、当たり前のことをとても楽しみながら味わえる。 最終章のデッラ・ポルタの『自然魔術』に関する内容はとてもワクワクした。 また、自国語で最先端学問ができる現在の日本の有り難さも感じることができた。 2冊目もすごかった。最終巻が楽しみ。 星は、内容に関してではなくて、ルネサンスという科学が停滞したと思われている時代を丁寧に書かれている分、決して読みやすくはないかなと思って。
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第九章 ニコラウス・クザーヌスと磁力の量化 1 ニコラウス・クザーヌスと『知ある無知』 2 クザーヌスの宇宙論 3 自然認識における数の重要性 4 クザーヌスの磁力観 第十章 古代の発見と前期ルネサンスの魔術 1 ルネサンスにおける魔術の復活 2 魔術思想普及の背景 3 ピコと...
第九章 ニコラウス・クザーヌスと磁力の量化 1 ニコラウス・クザーヌスと『知ある無知』 2 クザーヌスの宇宙論 3 自然認識における数の重要性 4 クザーヌスの磁力観 第十章 古代の発見と前期ルネサンスの魔術 1 ルネサンスにおける魔術の復活 2 魔術思想普及の背景 3 ピコとフィチーノの魔術思想 4 魔力としての磁力 5 アグリッパの魔術——象徴としての自然 第十一章 大航海時代と偏角の発見 1 「磁石の山」をめぐって 2 磁気羅針儀と世界の発見 3 偏角の発見とコロンブスをめぐって 4 偏角の定量的測定 5 地球上の磁極という概念の形成 第十二章 ロバート・ノーマンと『新しい引力』 1 伏角の発見 2 磁力をめぐる考察 3 科学の新しい担い手 4 ロバート・レコードとジョン・ディー 第十三章 鉱業の発展と磁力の特異性 1 一六世紀文化革命 2 ビリングッチョの『ピロテクニア』 3 ゲオルギウス・アグリコラ 4 錬金術に対する態度 5 ビリングッチョとアグリコラの磁力認識 第十四章 パラケルススと磁気治療 1 パラケルスス 2 パラケルススの医学と魔術 3 パラケルススの磁力観 4 死後の影響——武器軟膏をめぐって 第十五章 後期ルネサンスの魔術思想とその変貌 1 魔術思想の脱神秘化 2 ピエトロ・ポンポナッツィとレジナルド・スコット 3 魔術と実験的方法 4 ジョン・ディーと魔術の数学化・技術化 5 カルダーノの魔術と電磁気学研究 6 ジョルダノ・ブルーノにおける電磁力の理解 第十六章 デッラ・ポルタの磁力研究 1 デッラ・ポルタの『自然魔術』とその背景 2 文献魔術から実験魔術へ 3 『自然魔術』と実験科学 4 『自然魔術』における磁力研究の概要 5 デッラ・ポルタによる磁石の実験 6 デッラ・ポルタの理論的発見 7 魔術と科学
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