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ロビンソン・クルーソー(上) 岩波文庫
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ロビンソン・クルーソー(上) 岩波文庫

ダニエル・デフォー(著者), 平井正穂(訳者)

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ロビンソン・クルーソー(上) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2012/12/01
JAN 9784003220818

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ロビンソン・クルーソー(上)

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商品レビュー

3.9

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2010/05/28

悪天候でただ一人無人…

悪天候でただ一人無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。かれは、難破した船に積んであった食料や道具などを持ち出して、営々と無人島での生活を始めます。終盤ではスペクタクルな場面も用意されていますが、やはり見所はイギリス人らしい合理精神を発揮して、生産活動に勤しむロビンソン・クルーソ...

悪天候でただ一人無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。かれは、難破した船に積んであった食料や道具などを持ち出して、営々と無人島での生活を始めます。終盤ではスペクタクルな場面も用意されていますが、やはり見所はイギリス人らしい合理精神を発揮して、生産活動に勤しむロビンソン・クルーソーの姿でしょう。何もない無人島が農業や牧畜によって、次第に豊かになっていく様子には非常にわくわくさせられます。

文庫OFF

2010/05/28

子供のとき読んで以来…

子供のとき読んで以来2~30年振りに読んだ。合理精神とアイデアを発揮しての無人島開拓の話は素晴らしいのだが、今読むと白人の植民地主義的自己主張も強く感じる。

文庫OFF

2024/11/19

孤島での28年の生活を通じて、一人の人間が文明を再構築していく物語——。『ロビンソン・クルーソー』は、単なる冒険譚を超えて、近代的個人の誕生と文明の本質を問う寓話として読むことができます。 主人公クルーソーは、難破によって文明から切り離された状態から、道具を作り、農耕を始め、住...

孤島での28年の生活を通じて、一人の人間が文明を再構築していく物語——。『ロビンソン・クルーソー』は、単なる冒険譚を超えて、近代的個人の誕生と文明の本質を問う寓話として読むことができます。 主人公クルーソーは、難破によって文明から切り離された状態から、道具を作り、農耕を始め、住居を建て、そして時間を刻むことで、徐々に「文明」を再構築していきます。注目すべきは、彼が常に細部にこだわった記録をつけ続けることです。これは単なる日記ではなく、むしろ近代的な観察眼と合理的精神の表れとして読むことができます。 物語の転換点となるのは、フライデーとの出会いです。彼との関係は、支配と教育という形を取りながらも、徐々に相互理解へと発展していきます。この展開には、18世紀イギリスの植民地主義的な世界観が如実に表れていますが、同時に、他者との出会いを通じた自己認識という普遍的なテーマも含まれています。 デフォーの文体の特徴は、その徹底的な具体性にあります。道具の製作過程や日々の労働が、まるで実用的なマニュアルのように詳細に描写されます。この「リアリズム」は、後の小説技法に大きな影響を与えることになります。 現代において本作を読む意義は、「個人」と「文明」の関係を根本から問い直せる点にあります。デジタル技術が発達し、人々が相互接続される現代だからこそ、孤立した個人が文明を再構築していく過程には、新たな示唆が含まれているように思えます。 また、近年の環境問題や持続可能性への関心から、本作を「自給自足」や「ミニマルな生活」の物語として読み直す動きもあります。しかし重要なのは、クルーソーが決して「自然に帰る」のではなく、あくまでも文明の再構築を目指したという点でしょう。 本書は「漂流譚」というジャンルの原型を作り出しただけでなく、近代小説の基礎を築いた作品としても評価されています。しかし何より、人間と文明の関係について、今なお私たちに深い問いを投げかけ続ける古典として、その価値は色褪せていません。

Posted by ブクログ