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吉田茂という逆説 中公文庫
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吉田茂という逆説 中公文庫

保阪正康(著者)

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吉田茂という逆説 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2003/05/25
JAN 9784122042070

吉田茂という逆説

¥550

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2020/01/07

「憲法改正」を考える際に、必読の書。

2020年1月読了。 安倍晋三首相が「憲法改正へ向けて動く」と語っている現在、日本国憲法の論理的矛盾や歴史的な相剋を考える時に、やはり「公布された時点で、どのように政治は動いたのか」を考える必要が、思想の左右に関係無く必要に成ってくると思います。吉田茂という人は「小説吉田学校」...

2020年1月読了。 安倍晋三首相が「憲法改正へ向けて動く」と語っている現在、日本国憲法の論理的矛盾や歴史的な相剋を考える時に、やはり「公布された時点で、どのように政治は動いたのか」を考える必要が、思想の左右に関係無く必要に成ってくると思います。吉田茂という人は「小説吉田学校」を若い頃に読んで、何となく「ワンマンと呼ばれる程の豪腕政党政治家」と言う漠然としたイメージしか無かったのですが、ここまで正反対の人物だとは知りませんでした。 その功罪の詳細は、是非本書を読んで其々でお考えいただくとして、「光が強ければ強いほど、その影もまた濃いものに成る」と云う言葉が真っ先に浮かんできました。 彼の為した偉業を讃えつつ、彼が遺し(てしまっ)た途轍もない我々現代の日本人への宿題、即ち「憲法改正」について、居住まいを正し、予見を排して、改めて自分の考えを纏めておこうと強く感じました。 これは「日本人」として、何人も避けては通れない選択だと思います。

左衛門佐

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