- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
ZOKU
定価 ¥1,650
110円 定価より1,540円(93%)おトク
獲得ポイント1P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/28(木)~12/3(火)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社/ |
発売年月日 | 2003/10/25 |
JAN | 9784334924089 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/28(木)~12/3(火)
- 書籍
- 書籍
ZOKU
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ZOKU
¥110
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.2
34件のお客様レビュー
「ただ今、博士は、その、分析中です」 「分析中?」 「ええ、分析中です」 「何を?」 「分析対象を」 「だいたいさ、人に優しいとか、地球に優しいとか、押しつけがましいんだよね。上品さがまったくないっていうか。ここまでくると、かえって鬱陶しい」 『彼の場合、この顔しかない。神様...
「ただ今、博士は、その、分析中です」 「分析中?」 「ええ、分析中です」 「何を?」 「分析対象を」 「だいたいさ、人に優しいとか、地球に優しいとか、押しつけがましいんだよね。上品さがまったくないっていうか。ここまでくると、かえって鬱陶しい」 『彼の場合、この顔しかない。神様にお願いして、このままの顔で星座にしてもらったら良いのに、と思えるほど、いつも同じ顔なのである。』 『「危険はありません」と叫べば叫ぶほど、「危険だ」という意味に取られる。どの言語であっても、語意は、文法よりも優先されることは確実だ。』 「そもそもが、芸術とは押しつけがましいものなのだ。自分にとって美しいものが、他のみんなにとっても美しいはずだ、と楽観する、錯覚する、思い込む。つまり自惚れだ。そういう心理と、それらに圧倒される集団催眠的なシステムの中に、芸術は蜃気楼のごとく存在しているのだよ」 『夜中にこんな寂しい場所で、彼と二人きりではないか。 今現在、半径百メートル以内には、自分と揖斐しかいないだろう。ほ乳類を入れたら、猫くらいいるかもしれない。脊椎動物となると、蛙もいるか。』 「まあ、秘密兵器といえば、秘密兵器だが、ここで公開してしまうと、もう秘密ではなくなるわけで、正確には、今まで秘密だった兵器というのか、うーん、しかし、そんなことを言っていたら、公開するまでは、どんなものでも秘密だしな」 『ミュージカルは猫の格好をした人間が、猫の振りをしながら、猫らしくない社会を描く、という凝ったテーマの作品だった。何が一番猫らしくないかといえば、急に歌いだしたり、みんなで踊るところだ。ああいう団体行動は猫は取らないだろう』 『妄想が約十秒間。 ほう…、これは、その、何が何して、あれよ、わりと、もしかして、なにげなく、そこはかとなく、悪くないじゃないか、などと考えても良いかもしれない、かもしれない、といえなくもない。六重否定である。どっちなんだ?』 『ずっと良い。 ずっとずっとずっと。 ずっとで、しばらく踊れるほどだ。』 『きっと何かの縁に違いない。神様の奇跡のミラクルな特別のスペシャルなお導きかもしれない。アーメン。』 「で、何? 特等って何がもらえるの?」 「なんだと思う?」 「電動自転車より上のもの? うーん、そんなもの、私には思いつかない。何だろう、フォークリフト?」 「技術的には、それくらいのサイズのロボットを作って、人間が乗って歩き回るくらいのことは難しくないよ」 「安定が悪いから、足がもの凄くおっきくならない?」 「なるね」 「まあ、しょうがないかぁ ー 運転してみたいなあ」 「何をするわけ? 土木工事?」 「え?」 「たぶん、建設工事に一番向いていると思う。現に今でも、その手の重機というのは、ほとんど建設機器だよね」 「ああ、ブルドーザとか、クレーンとか、あと、パワーショベルとか」 「そう」 「あれを全部集めて、一つのロボットにすれば良いのに」 「一つにしない方が便利だ。それぞれの仕事に特化して適したデザインができる。その方がわ使いやすい形になる」 「でも、ロボットだったら、歩き回れるよ」 「歩き回るくらい、ロボットに乗らなくてもできる」 「やっぱ、敵がロボットで来ないと駄目なんだ」 「たとえ敵がロボットで来ても、ロボットでないもので応戦した方が有利だね」 「そう?」 「うん。 人間の形にする理由が全然ない。何一つない。」 「フレンドリィじゃん」 「そう、それくらい」 『どういうわけか、化粧をしているときだけ時間の経過が早い。余裕を持って準備するのに、気がつくとぎりぎりになってしまう。おそらく、化粧をしている間に、無意識にタイムスリップして、別の惑星のスターゲートから出て、その王国で暴君を倒す戦いに参加し、レジスタンスのリーダとの恋に落ち、しかし、そのリーダが暗殺されたために、彼女も囚われの身となり、記憶を消されて地球へ強制送還されたからではないか、と思われる。』 「昔からな、そういった仕組みで金を稼ぐ奴らは、大勢いたのだよ。まあ、ヤクザがそうだろう。他にもいろいろあった。少々の小銭をやれば、帰っていってくれる。何事もないで済むのなら、払ってやろう、と思う。そこにつけ込んでくる。町内会費とか、PTA会費とか、同窓会費、親睦会費、すべてそうじゃないか」 「ヤクザと一緒にしても良いの?」
Posted by
悪の組織って、なんだっけ。 タイムなんちゃらのように、馬鹿らしいお茶らけた悪の組織もいるけれど、ここまで真面目に、よく分からない迷惑行為を遂行している組織は、この世の中そうそうないんじゃないだろうか。 はっきり言ってくだらないのに、一週間くらい、いや、一か月くらいZOKUかTAI...
悪の組織って、なんだっけ。 タイムなんちゃらのように、馬鹿らしいお茶らけた悪の組織もいるけれど、ここまで真面目に、よく分からない迷惑行為を遂行している組織は、この世の中そうそうないんじゃないだろうか。 はっきり言ってくだらないのに、一週間くらい、いや、一か月くらいZOKUかTAIに所属してみたいと思わずにはいられない。 疲れているのかな、なんて。
Posted by
悪の組織ZOKU対正義の組織TAIの壮絶なる戦い。 ってほど大仰なものではないですが、戦いの話です。 ZOKUは被害者が出ないレベルの悪戯を繰り返し、TAIはその悪戯を止めるという構図です。 両方の組織ともとんでもない力(金や権力)を持っているものが組織しているので、とんでもない...
悪の組織ZOKU対正義の組織TAIの壮絶なる戦い。 ってほど大仰なものではないですが、戦いの話です。 ZOKUは被害者が出ないレベルの悪戯を繰り返し、TAIはその悪戯を止めるという構図です。 両方の組織ともとんでもない力(金や権力)を持っているものが組織しているので、とんでもない作戦が多いです。 コメディノリのミステリーってところでしょうか。 5話構成になっています。 話そのものが非常に軽いので、読みやすいです。 そして面白い。 逮捕者も殺人もなにも起こらないミステリーです。
Posted by