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カイエ・ソバージュ 愛と経済のロゴス(3) 講談社選書メチエ260

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2003/01/10 |
JAN | 9784062582605 |
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カイエ・ソバージュ 愛と経済のロゴス(3)
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
#講談社選書メチエ #中沢新一 #カイエソバージュ 愛と経済のロゴス 純粋贈与という概念を加えた 贈与論の講義録 贈与論から 経済学の価値増殖に展開し、贈与原理の無効化により資本主義が発生するとした 富の増殖過程でなく、冨の源泉が「神や自然」から離れ、人間が支配する...
#講談社選書メチエ #中沢新一 #カイエソバージュ 愛と経済のロゴス 純粋贈与という概念を加えた 贈与論の講義録 贈与論から 経済学の価値増殖に展開し、贈与原理の無効化により資本主義が発生するとした 富の増殖過程でなく、冨の源泉が「神や自然」から離れ、人間が支配する貨幣と商品の市場によることを批判する論調。「緑の資本論」の序論となっている 純粋贈与は、2巻の「熊」と同様に 「神や自然」と同義だと思う。2巻3巻に共通しているのは、権力や富が神や自然から 人間の内側に移っていること 著者のメッセージは 人間が求めるべき「富」は、交換により生まれる貨幣でなく、贈与や純粋贈与から生まれる「霊力」「自然からの贈り物」「たましいの豊かさ」である、ということだと思う 贈与の原理がなければ、人間と人間、人間と自然の間に「愛」の関係は生まれない 贈与 *贈り物が循環する円環をつくる *円環の上を贈り物と返礼が循環することによって、人間のつながりが発生する 純粋贈与 *贈与の円環を飛び出したところに現れる *モノを受け取ることを否定し、モノの物質性や個体性は、受け渡された瞬間に破壊されることを望む *贈ったことも、贈られたことも記憶されることを望んでいない〜いっさいの見返りを求めない *目に見えない力によってなされる 資本主義は 交換の原理によって贈与の原理を無効化させ、貨幣のもつ能力をフルに利用して、ありとあらゆるものを商品とした上で、労働力を使って、富の増殖を図ろうとしてきた
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初期マルクスの「経哲草稿」には、愛に触れたこんな一節があるとは些か不意をつかれた感がした。 「きみが愛することがあっても、それにこたえる愛をよび起すことがないならば、換言すればきみの愛が愛として、それにこたえる愛を生み出すことがないならば、きみが愛する人間としてのきみの生活表現によって、きみ自身を、愛された人間たらしめることがないならば、きみの愛は無力であり、一つの不幸なのである。」 これはまさしく愛の互酬性、贈与としての愛の言説ではないか、と。自分自身を愛するのではなく、他者を愛することによって、かえって自分自身が愛される人間になるという、愛についてのこの謂いが格別特殊なものでもなく、ごく自明の言質というべきなのだが、マルクスの言というだけで、私が抱いてきたマルクスへの既視感を逸脱して、私にはかなり新鮮に映るのだから奇妙なことではある。 本書で中沢は「資本論」に結実していくマルクスの思考は、その出発の時点では贈与論の思考をあらわに表に出しながら展開されていたものとし、マルクスは最後まで贈与論的な思考に支えられていたと想定したうえで、マルクスの思考の背景に流れる、愛の互酬性、贈与としての愛を読み解き、貨幣の交換原理に互酬と純粋贈与の贈与論を対置させ、すでにグローバル化してしまった資本主義社会に対抗し、これを突き抜けうる人間世界の理論を構築しようとする。
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2003年 中沢新一 カバー、エドワード・アーリントン「毒の神酒」1983 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n5825c0a59323 現代の「沈黙した自然」と、愛のあるコミュニケーションを!さすれば、無尽蔵の富を与えてくれる? 贈与=愛=増殖。 「コルヌコピア(豊穣の角)」表紙。無尽蔵の富を生み出す不思議な器。 信頼と愛と思いやり。 「仲間たちに、変わらぬ忠誠と愛を」ベイブ、エコノミーの真の精神は、まさにここに尽きる。 3巻目。ここまで、とても面白く読み進めてきたけども、今回はそろそろ我が頭脳の限界に達しそう笑 経済というのがなんとも苦手意識が強く、読むには読むけど、どこまで理解できたか、怪しい。
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