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カイエ・ソバージュ 愛と経済のロゴス(3) 講談社選書メチエ260
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2003/01/10 |
JAN | 9784062582605 |
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カイエ・ソバージュ 愛と経済のロゴス(3)
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カイエ・ソバージュ 愛と経済のロゴス(3)
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
初期マルクスの「経哲草稿」には、愛に触れたこんな一節があるとは些か不意をつかれた感がした。 「きみが愛することがあっても、それにこたえる愛をよび起すことがないならば、換言すればきみの愛が愛として、それにこたえる愛を生み出すことがないならば、きみが愛する人間としてのきみの生活表現によって、きみ自身を、愛された人間たらしめることがないならば、きみの愛は無力であり、一つの不幸なのである。」 これはまさしく愛の互酬性、贈与としての愛の言説ではないか、と。自分自身を愛するのではなく、他者を愛することによって、かえって自分自身が愛される人間になるという、愛についてのこの謂いが格別特殊なものでもなく、ごく自明の言質というべきなのだが、マルクスの言というだけで、私が抱いてきたマルクスへの既視感を逸脱して、私にはかなり新鮮に映るのだから奇妙なことではある。 本書で中沢は「資本論」に結実していくマルクスの思考は、その出発の時点では贈与論の思考をあらわに表に出しながら展開されていたものとし、マルクスは最後まで贈与論的な思考に支えられていたと想定したうえで、マルクスの思考の背景に流れる、愛の互酬性、贈与としての愛を読み解き、貨幣の交換原理に互酬と純粋贈与の贈与論を対置させ、すでにグローバル化してしまった資本主義社会に対抗し、これを突き抜けうる人間世界の理論を構築しようとする。
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2003年 中沢新一 カバー、エドワード・アーリントン「毒の神酒」1983 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n5825c0a59323 現代の「沈黙した自然」と、愛のあるコミュニケーションを!さすれば、無尽蔵の富を与えてくれる? 贈与=愛=増殖。 「コルヌコピア(豊穣の角)」表紙。無尽蔵の富を生み出す不思議な器。 信頼と愛と思いやり。 「仲間たちに、変わらぬ忠誠と愛を」ベイブ、エコノミーの真の精神は、まさにここに尽きる。 3巻目。ここまで、とても面白く読み進めてきたけども、今回はそろそろ我が頭脳の限界に達しそう笑 経済というのがなんとも苦手意識が強く、読むには読むけど、どこまで理解できたか、怪しい。
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借りを返すために生まれたわけじゃない。でもそういう仕組みの社会だから、洞察して、わたしが何を本当に欲していて与えたいのか、考えながら生きていきたい。 以下要約↓ 金額が高いものは、果たして価値があるものなのか。逆も然り、安いものは価値が低いのか? もちろん、金額が高いからたく...
借りを返すために生まれたわけじゃない。でもそういう仕組みの社会だから、洞察して、わたしが何を本当に欲していて与えたいのか、考えながら生きていきたい。 以下要約↓ 金額が高いものは、果たして価値があるものなのか。逆も然り、安いものは価値が低いのか? もちろん、金額が高いからたくさんの人の手で作られて丹念にっていう商品もあるのだろうけど、それは僅かの芸術家だけで、そういうものはタマシイが込められてる、作者によって。 ハイブランドのアクセサリーや洋服、高い車、これらはその作者の満ち満ちたエネルギーやタマシイが本当にあるのか、モノが誰かの手に入る時、作者は心から与えたいと思っているのか。 この「与えたい」という純粋な気持ちが100%あるモノって、大好きな人に誕生日プレゼントを贈るときくらいではないのか。あとは、手作り料理とか。 今や、バレンタインなども「義理チョコ」と呼ばれるわけだ。それは、「交換」であり、見返りを求めている。 労働も「賃金」によって交換されている。 交換の世界じゃなくて、贈与の世界になったらこんなにも幸福なことは無いんだろうけど、それをするのは人口がめっちゃ減らないと厳しいし、どうにもならないなあとも思ってしまうね。無念^_^
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