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新編 東洋的な見方 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1997/04/18 |
JAN | 9784003332320 |
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新編 東洋的な見方
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商品レビュー
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21件のお客様レビュー
本書のエッセイでは西…
本書のエッセイでは西洋文明に対する批判と東洋思想の中にそれを乗り越えるものがあるとする鈴木大拙の主張が解りやすく述べられています。この主張には疑問を感じますが東洋思想入門としては良いかも知れません。
文庫OFF
新編東洋的な見方 著:鈴木 大拙 編:上田 閑照 岩波文庫 青323-2 本書を貫いている考えとは、世界にとって失われてはならない東洋の「よきもの」とは何かである 西洋には、二元論しかないが、東洋には、二元論を包み込む考えがある、相対するものをも包容する超越した世界である ...
新編東洋的な見方 著:鈴木 大拙 編:上田 閑照 岩波文庫 青323-2 本書を貫いている考えとは、世界にとって失われてはならない東洋の「よきもの」とは何かである 西洋には、二元論しかないが、東洋には、二元論を包み込む考えがある、相対するものをも包容する超越した世界である 気になったのは、以下です。 Ⅰ 西洋は父性、東洋は母性 父は力と律法とで統御する 母は無条件の愛でなくもかも包容する 善いとか悪いとかいわぬ。いずれも併呑して、「改めず、あやうからず」 東洋的見方のうちで、もっとも特徴ありと認むべきは禅である 「色即是空、空即是色」、色は有形、空は無形、それで有が無で、無が有だという、これが般若の立場である 東洋では霊性的美の欠けたものを、ほんとうの美とは見ないのである マリアも観音様も母性の象徴である 東洋では観音さんは、三十三どころではない、無数の化身に現じて到るところに人間と万物の救済に従事ておられる マリアのように、天界に登ってしまって、神から宝冠を戴くということにはなっていない 平常心これ道なり 周辺のない円相、これを無心といい、また無念夢想などともいう 束縛の四面 なにかの制約から離れたいとする これ第一段 師匠につくなり、自分で考えたりして、何か知解覚悟があったとする、これ第二段 知解に執着してこれがわかったとする、これが禍いして本来の自由を束縛する、これ第三段 この執着からまた離脱し、本当の自由、本当の自主性を体得する、これ第四段 物の真相に入るには、言葉の上で片づけないで、体得しなければならない、知見、しなくてはならない 移りゆく時間、そのほかに永遠はない、永遠は、絶対の今である 身も消えて 心も消えて わたる世は つるぎの上も さはらざりけり 心こそ 心迷はす 心なれ 心に心 心ゆるすな うきものと おもひながらも さりとても 身にばからるる 心なりけり 心だに 誠の道に かなひなば 祈らずとても 神やまもらむ おそろしき うきよのなかを そのままに 仏はものに さはらざりけり 科学では、あるいは哲学でも、この「わかったような、わからぬもの」を無視していく 言葉に囚われるな 無限大の円、仏教では、これを空という Ⅱ 平常心是道 これを、「疲れては眠り、飢えては食う」という やわらぎは、一種の触覚でもある。やわらぎは生の感覚である、生命は柔らかなものに宿る やわらぎということが、日本人全体の性格ではないかと思うのである 仏教の根本義は、自分とその環境とを一つものに見るこである 草木は言うまでもなく、石や土までも、生きものになるのである 近頃の日本人は、欧米思想の跡を追いかけて、自然を征服するとか、克服したとかいうが、これほど馬鹿げたことはない 自然の征服などということは東洋ではいわぬことだ 「他力には、自力もなし、他力もなし」というのは、矛盾したように見えるが、この他力は、いわば絶対他力である 仏性は大智にして大悲、大悲にして大智だ 七十にして心の欲する所に従うて、矩をこえず 生きながら 死人となりて なりはてて 思ふがままに するわざぞよき 生きて死んでいるとは、どんな人をいうのか。 それは生死を超越した人間ということである Ⅲ 自分の心に動くことを表現するに躊躇するな 大人物だといわれている人でも、自分の心の中にあるもの以上に、何ものをも持っているのではない 目次 Ⅰ 東洋文化の根柢にあるもの 東洋的見方 東洋「哲学」について 禅と漢文学 東西雑感 自由・空・只今 このままということ 妙 現代世界と禅の精神 創造の自由―『荘子』の一節 「自由」の意味 時間と永遠 刹那と永遠 日本人の感傷性 日本人の心 東洋思想の不ニ性 Ⅱ 東洋の心 人ー東洋の主体性 無位の真人 機心ということ 日本再発見 やわらぎ 石 「詩」の世界を見るべし 自力と他力 安心ー禅と念仏 「任せ切る」むずかしさ 老人と小児性 Ⅲ 明治の精神と自由 物の見方―東洋と西洋 宗教的体験 世界律 補注 鈴木大拙における「東洋的な見方」(上田閑照) ISBN:9784003332320 出版社:岩波書店 判型:文庫 ページ数:350ページ 定価:1050円(本体) 1997年04月16日第1刷発行 2002年12月25日第11刷発行
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メモ→https://x.com/nobushiromasaki/status/1841252557362258193
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