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ベルクソン 人は過去の奴隷なのだろうか シリーズ・哲学のエッセンス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2003/09/22 |
JAN | 9784140093085 |
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ベルクソン
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
感動したかと言われれば、かなり感動した。 著者の息遣いを感じる。 ベルクソン初学で読み、唯物論的世界観に生きながら唯物論的ではない世界観に触れた。金森ーベルクソンの「唯心論」は現実的、常識的に感じる。全て数式で説明付けられるとは、必ずしも言えない、というのは僕には痒い所に手が届...
感動したかと言われれば、かなり感動した。 著者の息遣いを感じる。 ベルクソン初学で読み、唯物論的世界観に生きながら唯物論的ではない世界観に触れた。金森ーベルクソンの「唯心論」は現実的、常識的に感じる。全て数式で説明付けられるとは、必ずしも言えない、というのは僕には痒い所に手が届く意見。「必ずしも言えない」という控えめな主張に留め、科学的説明の価値は認める知的誠実さを残して、しかしその万能性に疑いを挟む。たしかに測定できる時間ではない時間感覚があるように思えるし、数字に置き換えられない瞬間瞬間の変化を自分に感じる。実体験に基づいて感じるところを起点とすると、唯物論よりも納得がいくオルタナティブな立場であると感じる。 詳しくはわからないから、金森が勧める本を少しずつ読むといいのかもしれない。それか科学史家である金森を追っていくのがむしろ正攻法かも知れない。 とにかく分量的には小さい本だが内容は厚く、感じるところが多かった。
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感覚と時間を数量的にとらえることの限界を指摘し、自然科学一元論的な考えを批判することがベルクソンの目的で会ったようだ。ささっとベルクソンの知識を付けるのにはよかった。 概念整理 〈純粋持続〉数量的にとらえられない、確かにあるとしかいえない時間の流れ。人間のみに存在する。 〈物的...
感覚と時間を数量的にとらえることの限界を指摘し、自然科学一元論的な考えを批判することがベルクソンの目的で会ったようだ。ささっとベルクソンの知識を付けるのにはよかった。 概念整理 〈純粋持続〉数量的にとらえられない、確かにあるとしかいえない時間の流れ。人間のみに存在する。 〈物的な持続〉時計、暦などで時間を均質的に「区切る」 〈純粋知覚〉理論的にのみ存在する瞬間的な知覚 〈純粋記憶〉記憶心像として記憶の中に待機している物を、知覚として捉えると同時に記憶から取り出している。現在性の否定、人格性の否定?(私の知覚はある意味で過去の人々の知覚でもある)。 最後はやや自己啓発的な内容だったので星3にしています。
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ベルクソンの哲学を「純粋持続」をキーワードに読みほどく。薄いけれども単なる要約ではなく、大変わかりやすく、また読んでいると明るい気持ちになる。個人的には記憶が身体に蓄積されているというふつうの空間的イメージを否定しているところが面白かった。それならどこにどう存在しているのか、それ...
ベルクソンの哲学を「純粋持続」をキーワードに読みほどく。薄いけれども単なる要約ではなく、大変わかりやすく、また読んでいると明るい気持ちになる。個人的には記憶が身体に蓄積されているというふつうの空間的イメージを否定しているところが面白かった。それならどこにどう存在しているのか、それはいろいろ想像の余地があるのがよい。
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