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スピリチュアリティの現在 宗教・倫理・心理の観点
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スピリチュアリティの現在 宗教・倫理・心理の観点

湯浅泰雄

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スピリチュアリティの現在 宗教・倫理・心理の観点

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 人文書院
発売年月日 2003/10/30
JAN 9784409040621

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2012/06/02

スピリチュアリティというものについて、様々な視点から各執筆陣が論じたものまとめ。 興味深い点は多々あるのだが、特に目を引いたのは「スピリチュアリティとは期待に反して意外と人口に膾炙していない概念なのではないか」という指摘。スピリチュアリティ研究をしているとこの点に関しては盲目に...

スピリチュアリティというものについて、様々な視点から各執筆陣が論じたものまとめ。 興味深い点は多々あるのだが、特に目を引いたのは「スピリチュアリティとは期待に反して意外と人口に膾炙していない概念なのではないか」という指摘。スピリチュアリティ研究をしているとこの点に関しては盲目になりやすいので気をつけたい。 また、そのことと関連して、スピリチュアリティという概念が持つ独特の性質についての考察も参考になる。スピリチュアリティという言葉は極めてキリスト教的な言葉のようだ。その場合、例えば日本の「スピリチュアリティ」分析をする上で、より良い分析概念があるのではないかということに考えが及ぶ。 スピリチュアリティへは古くから「霊性」という言葉が挙げられている。ただ、他の筆者の指摘にもあるように、この言葉は取りこぼすことが多いだろう。であればオーソドックスな「精神」という言葉に行き着きそうだが、これは逆に広すぎる。分析概念としてのスピリチュアリティを日常で用いられる言語に翻訳するとき、実際には何が最も適当であるのかについて、改めて考えさせられた次第だ。

Posted by ブクログ

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