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ハリネズミと金貨 ロシアのお話 世界のお話傑作選
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 2003/12/01 |
JAN | 9784039638106 |
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ハリネズミと金貨
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商品レビュー
4.5
19件のお客様レビュー
教文館ナルニア国の店内の展示で原画をみながら、本文を読むという贅沢な読み方をした。原作を絵本の文章に書き直した田中潔氏の解説も必読。展示室を出る前に観覧者の寄せ書きの開いたページをのぞいてみると、大人の字で、「子どもがハリネズミが木の上から譲り物を受け取るときに、さっきまで持って...
教文館ナルニア国の店内の展示で原画をみながら、本文を読むという贅沢な読み方をした。原作を絵本の文章に書き直した田中潔氏の解説も必読。展示室を出る前に観覧者の寄せ書きの開いたページをのぞいてみると、大人の字で、「子どもがハリネズミが木の上から譲り物を受け取るときに、さっきまで持っていた傘をちゃんと木に立てかけてあることに気づいていた。傘を持ったままだと受け取れないからだ、と言っていた」と書いてあった。原画をみてみると、確かにハリネズミの持っていた傘が木に立てかけてある。私は文章や絵のなかの可愛いもの(みみずに馬車を引かせている昆虫)にしか目がいかなかった。絵の隅の細部にも世界観が行き届いている。
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ハリネズミのおじいさんが、道で金貨を拾います。 いつだれが落としたのかわからない金貨。 舗装されていない、誰も歩いていない道。 ぱっくりつま先の開いた靴を履いてとぼとぼ歩いていたおじいさんは、近頃は冬ごもりの支度も大変になってきたこともあり、どこかで干しきのこでも買って、のんびり...
ハリネズミのおじいさんが、道で金貨を拾います。 いつだれが落としたのかわからない金貨。 舗装されていない、誰も歩いていない道。 ぱっくりつま先の開いた靴を履いてとぼとぼ歩いていたおじいさんは、近頃は冬ごもりの支度も大変になってきたこともあり、どこかで干しきのこでも買って、のんびり冬を越すことにしようと思います。 ところが…。 思いがけないことが次々起こるのはお約束として、押井さんが最後金貨をどう使うのか。 これは予測できた人は少ないのではないでしょうか。 江戸時代の下町を思わせるような、森のみんなとのやり取りの後におじいさんがしたこと。 きっと読んでもらった子どもたちの心も、ほうっと温かくなるのではないでしょうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ほっこりと心があたたかくなるお話。金貨を拾って必要なものと交換してもらおうとするハリネズミ。みんなの優しさで金貨を使うことなく必要なものがそろってしまう。結局必要なだれかのためにもとの場所に金貨を置いていく。お金よりも大切なものに気づかされる。
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