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教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化 中公新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2003/07/25 |
| JAN | 9784121017048 |

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教養主義の没落
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商品レビュー
3.5
86件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、戦後日本社会の知識人や大学生を支えた「教養主義」という独特の文化と精神構造が、いかに形成され、そして崩壊していったのかを、社会学・教育史の視点から丹念に描き出した著作である。 竹内は、日本の教養主義を単なる「偉い本の読書」ではなく、「立身出世を志向するエリートが、人格陶冶を通じて、特権的な知的・精神的地位を獲得しようとする規範システム」として捉える。この教養主義は、旧制高校や帝国大学といったエリート教育の場で、「リベラルアーツ」の読破と、それに伴う「精神的な高潔さ」の涵養を求め、若者に強烈な価値観を提供した。 しかし、このシステムは、戦後の民主化と高等教育の大衆化、そして何よりも「経済的な成功」を至上とする価値観の台頭によって、その力を失っていく。教養が「実利」に結びつかないと見なされ、専門知識や資格が優先されるようになると、教養主義は権威主義的で非実用的なものとして批判され、「没落」へと至る。 竹内は、この没落を単に嘆くのではなく、教養主義の持つ功罪を冷静に分析する。それは、近代日本における知識人の理想主義的な倫理観を形成した一方で、権威主義やエリート意識を生み出す温床でもあったという両面性を示している。 現代社会における知のあり方、教育の目的、そして我々が何を「教養」と見なすべきかという根源的な問いを突きつけ、戦後日本の精神史を理解する上で大変勉強になった。
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20年以上前に出版された本。「あのほんよみました?」で話題になっていると言っていたので読んでみました。本の中から思想を学び、そこから自我の目覚めと教養を身につけていくエリートたちの読書の変遷を統計の表やグラフを用いながら、詳しく論じている本。 面白いのは大衆文学が生まれて、ビー...
20年以上前に出版された本。「あのほんよみました?」で話題になっていると言っていたので読んでみました。本の中から思想を学び、そこから自我の目覚めと教養を身につけていくエリートたちの読書の変遷を統計の表やグラフを用いながら、詳しく論じている本。 面白いのは大衆文学が生まれて、ビートたけしが吉本隆明の論説を誰に向かって発信しているかわからないと一刀両断にした頃から教養主義が没落したのではと結論づけている所だった。 読んだけれど、昔の話なのでちょっと面白くなかった。戦後のエリートたちの読書遍歴と思想に関わる本を知りたい人には楽しいと思う。
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難しいのかな?と思ったけど全然読みやすかったー。 自分が考えていた「教養主義」とはちょっと毛色が違っていたようで、知りたかった内容ではなかったのだけれども、戦前~戦中~戦後の学生を取り巻く思想環境を知れて興味深かった。 内容がなんとなく知っているな?と思ったら、三宅さんの「なぜ働...
難しいのかな?と思ったけど全然読みやすかったー。 自分が考えていた「教養主義」とはちょっと毛色が違っていたようで、知りたかった内容ではなかったのだけれども、戦前~戦中~戦後の学生を取り巻く思想環境を知れて興味深かった。 内容がなんとなく知っているな?と思ったら、三宅さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の参考文献になっていて納得した。
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