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愛憎の檻 新装版 獄医立花登手控え 三 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 2002/12/12 |
JAN | 9784062735889 |
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愛憎の檻 新装版
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商品レビュー
3.7
13件のお客様レビュー
2002年発行、講談社の講談社文庫。6編。今回も面白い。ちょっと抜けた感じの終わり方のがなくて、きっちり解決するものばかりなのは若干残念。急転直下に完結するパターンが多い。テレビ化の主役の中井喜一のインタビューがあるが、テレビ番組化には良い題材だったのだろう。あと1巻だが、友人た...
2002年発行、講談社の講談社文庫。6編。今回も面白い。ちょっと抜けた感じの終わり方のがなくて、きっちり解決するものばかりなのは若干残念。急転直下に完結するパターンが多い。テレビ化の主役の中井喜一のインタビューがあるが、テレビ番組化には良い題材だったのだろう。あと1巻だが、友人たちやおちえとの関係はどうなるのだろうか。 収録作:『秋風の女』、『白い骨』、『みな殺し』、『片割れ』、『奈落のおあき』、『影法師』、他:「中井貴一インタビュー」、「年譜」、備考:1982年11月講談社より刊行、
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「獄医立花登手控えシリーズ」全四巻の第三巻です。 起承転結に当てはめれば「転」のはずですが、むしろ少々中だるみ感が有ります。 不良娘だった従姉妹のおちえもすっかり大人しく、悪く言えば平凡になり、口煩かった叔母も登に頼る事が多くなって、そのぶん登を大切にするようになって、なんだか淋...
「獄医立花登手控えシリーズ」全四巻の第三巻です。 起承転結に当てはめれば「転」のはずですが、むしろ少々中だるみ感が有ります。 不良娘だった従姉妹のおちえもすっかり大人しく、悪く言えば平凡になり、口煩かった叔母も登に頼る事が多くなって、そのぶん登を大切にするようになって、なんだか淋しい(笑)。登の身辺が波立たなくなると、どうしても捕物要素頼りになってしまいます。 代わってと言えば変ですが、おちえの友達が活躍。「片割れ」ではおちえの最近の友・おちかのとんでもない悪相の亭主が捕物を惑わせ、「奈落のおあき」では昔の友で登に懸想するおあきの転落が描かれます。 とは言え、単純明快な捕物に仕立てること無く、そこに僅かな苦みや哀しみを上手く混ぜ込むとことろは流石です。
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主人公が江戸時代の牢獄医という設定から、暗くて陰惨な話が中心だろうとイメージしていたが、読後感はカラッとして明るい。 おもわずニヤッとするやりとりがたくさん出てくる。 この設定から、こういう楽しい読物を創り出すのは、作者の力量というほかない。
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