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昏き目の暗殺者
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昏き目の暗殺者

マーガレットアトウッド(著者), 鴻巣友季子(訳者)

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昏き目の暗殺者

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2002/11/30
JAN 9784152083876

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商品レビュー

3.7

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2025/05/01

カナダの作家マーガレット・アトウッドの代表作。カナダの没落していくブルジョワ一家の姉妹を主人公に、姉アイリスの一人称で一族の盛衰と不幸な結婚、そして老いの孤独と哀しみが語られる。そこに、妹ローラが書いたとされる小説「昏き目の暗殺者」が挿入され、さらにその小説に中には名前を持たない...

カナダの作家マーガレット・アトウッドの代表作。カナダの没落していくブルジョワ一家の姉妹を主人公に、姉アイリスの一人称で一族の盛衰と不幸な結婚、そして老いの孤独と哀しみが語られる。そこに、妹ローラが書いたとされる小説「昏き目の暗殺者」が挿入され、さらにその小説に中には名前を持たない男と女が語るザクロン星を舞台にしたパルプSF小説が入るという入れ子構造を持つ。その他にも新聞記事や手紙などが挿入され、複雑で壮大な小説世界を形作るという野心的な作品だ。最後に意外な事実が明らかにされるが、そこに描かれているのは言葉に対するほのかな希望であった。

Posted by ブクログ

2024/11/29

カナダの作家マーガレット・アトウッドの長編小説で2000年ブッカー賞とハメット賞の受賞作である。 途中に挟む作中作がシュールすぎてSFか妄想か訳がわからない、当初2-3のパートは読むがあとは活字を追うのみでメインのストーリーに戻るとホッとする。 主人公の妹ローラーの作文で、これが...

カナダの作家マーガレット・アトウッドの長編小説で2000年ブッカー賞とハメット賞の受賞作である。 途中に挟む作中作がシュールすぎてSFか妄想か訳がわからない、当初2-3のパートは読むがあとは活字を追うのみでメインのストーリーに戻るとホッとする。 主人公の妹ローラーの作文で、これが文学賞受賞という設定には無理がある。理解不能な作中劇や新聞記事など二重・三重構成は読み終えて疲労と違和感が残る。読者がついて来れるかを試しているようだ。作家や評価者たちにとってはこの構成が革新的で画期的かもしれないが、内輪の人たちの自己満足としか思えない。 読みながら小説とは何なのか、何のために読むのか自問自答させられた。ストーリーを楽しむのか、言葉や表現の空気感を愉しむのかそれとも疑似体験や知識のためか、教養か、いろいろ考えさせる「話題の書」(?)ではあった。 日常の情景や心理の描写は極めて繊細で清透であり、言葉使いと表現力がこの作者の真骨頂なのだろう。 何ページも続く清潔な状況描写は実際にそこにいるように感じさせずっと浸っていたいと思わせる。生き生きとした文章で独特の爽快な空間を味合わせてくれる。鴻巣友紀子の翻訳も作家の文体を更に活かす名訳だと思う。 主人公アイリスの目を通した、釦工場を経営するチェイス家の没落を背景とした姉妹の顛末である。アイリスの優柔不断で依存症の生き方と妹ローラーの偏屈で危なっかしい行動と二人の幼少期からの逸話が輻輳する。アイリスは上昇思考の事業家ロバート・グレフィンに嫁ぎ安定した生活を送るが彼の裏の顔と彼の妹ウイニフレッドの二人に翻弄され裏切られる。 ローラーの自動車墜落死から始まり、そこに至る意外な事実のどんでん返しで締めくくる。姉妹それぞれの生活と心理、諸所に潜む暗示、事実は最後まで曖昧なまま読者に想像の空間を楽しませる。 人生の儚さと虚しさの余韻を残す。 かつて話題になった記憶がなければ触れることはなかった本であり、費やした時間が少し残念であった。『侍女の物語』は機会があれば読んでみたい。彼女の表現する文章の世界には惹かれるものがある。

Posted by ブクログ

2024/07/23

”わたし”アイリスの語る、妹ローラとわたしの人生。 アイリスは稼業の釦工場を救うため、グリフィン家のリチャードと結婚した。場所はカナダ・トロント。そこで戦間期に少女期を送り、戦後を生きたアイリスの物語。 アイリスの父、母、姉アイリス、妹ローラ、そこに現れる共産主義活動家アレック...

”わたし”アイリスの語る、妹ローラとわたしの人生。 アイリスは稼業の釦工場を救うため、グリフィン家のリチャードと結婚した。場所はカナダ・トロント。そこで戦間期に少女期を送り、戦後を生きたアイリスの物語。 アイリスの父、母、姉アイリス、妹ローラ、そこに現れる共産主義活動家アレックス、父の工場を救うはずだったアイリスの結婚相手リチャード、リチャードの妹、アイリスの家の女中リーニー。これらが織りなす人生の道行。そして誰が誰を好きだったか、そしてこの子の父親は誰? この遺伝子的父親が実は、っていうのが、あまた物語には多いなあ。「侍女の物語」でアトウッドにはガツンとやられたのだが、ちょっとこの実は誰の子、というのが安易な感じ。 なんというか、悲しい、という形容は合っていない気がするが、まあ、こういう人生を生きてきたんだ、というアイリスだなあ。20世紀版「女の一生」っていう気も。でもそこはアトウッドなので、文章の隅々に女と男への皮肉がちりばめられている、と感じた。 初めに生没年の記された登場人物の系譜図があるので、ああ、この人はこの時は死んでいるんだ、とか分かる。わたしは1916年に生まれ1999年に死んだ。ローラは1919年に生まれ1945年に死亡。 わたしの回想と、その時々の新聞記事、そして妹ローラの残した「昏き目の暗殺者」という物語が交互に記される。回想と新聞記事はそれぞれの内容を補いあう。挟まれる「昏き目の暗殺者」が不思議な空間と雰囲気をただよわせる。 2000発表 2002.11.30初版 図書館

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