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ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2002/02/22 |
| JAN | 9784622031130 |
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ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所
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商品レビュー
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矢野さんの「ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者」は、多分、アーレントの一番わかりやすい入門書。 人とその思想みたいな感じで、評伝的に書いてあるので、読みやすいし、アーレントのかなりわかりにくい思想にアプローチするルートを示してくれている。 その矢野さんの...
矢野さんの「ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者」は、多分、アーレントの一番わかりやすい入門書。 人とその思想みたいな感じで、評伝的に書いてあるので、読みやすいし、アーレントのかなりわかりにくい思想にアプローチするルートを示してくれている。 その矢野さんのアーレントの研究書で、こちらは専門的なもので、「全体主義の起源」「人間の条件」「革命について」「エルサレムのアイヒマン」くらいは読んでないと難しいかなとは思うが、でも、そのあたりの前提知識があれば、思いのほかわかりやすい。 アーレントの全体像というより、「政治的思考の場所」ということに関して、いくつかのテキストを丁寧に読み解いていくわけだが、その手際はとてもいい。 いわゆる主著だけでなくて、エッセイや日記、手紙などなどを踏まえて、読み解いていくスタイルで、これまで知らなかった視点がいくつも提示してある。 アーレントって、やっぱ同時代の人にはわかりにくい人だったんだろうなとあらためて思った。 そして、やっぱ魅力的だ。
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ユダヤ人としてナチズムを体験し、18年間の無国籍生活をおくり、ユダヤ人の政治とガス室とのあいだで思考しなければならなかったとき、アーレントがなによりも渇望したものこそ、過去と未来の間でリアリティを獲得し、出来事を意味づけていく言葉だったのではないだろうか 。 反ユダヤ主義をユダ...
ユダヤ人としてナチズムを体験し、18年間の無国籍生活をおくり、ユダヤ人の政治とガス室とのあいだで思考しなければならなかったとき、アーレントがなによりも渇望したものこそ、過去と未来の間でリアリティを獲得し、出来事を意味づけていく言葉だったのではないだろうか 。 反ユダヤ主義をユダヤ人につきまとう永遠の現象とする見解は、現実の闘争からの避難所にほかならない。アーレントによれば、こうした歴史観こそ、現状に対するユダヤ人の闘争の放棄である。それはまた「選民思想」の裏返しであり、ユダヤ民族の歴史を周囲から切り離して特権化することでもある 。
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ハンナ・アーレントがギュンター・ガウスとの対談のなかで「あってはならなかった」と語った出来事が起きてしまった後で、それぞれ特異な人々の〈あいだ〉を開き、他者との共存の関係を築き、共有されうるものを見いだしていく政治の場所はどこにあるのか。この問いにアーレントとともに取り組む本書は...
ハンナ・アーレントがギュンター・ガウスとの対談のなかで「あってはならなかった」と語った出来事が起きてしまった後で、それぞれ特異な人々の〈あいだ〉を開き、他者との共存の関係を築き、共有されうるものを見いだしていく政治の場所はどこにあるのか。この問いにアーレントとともに取り組む本書は、彼女の思想の研究であることを越えて、人間の複数性を生きる政治の可能性を考える重要な手がかりを与える一書として読まれるべきでしょう。より詳しい書評を以下に書いておきました。http://nobuyukikakigi.wordpress.com/2014/09/26/矢野久美子『政治的思考の場所』/
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