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図書室の海
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図書室の海
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商品レビュー
3.3
42件のお客様レビュー
恩田陸さんの短編集…全10話が収録されています。読みたかったのは、六番目の小夜子の番外編「図書館の海」、夜のピクニックの番外編「ピクニックの準備」、理瀬シリーズの番外編「睡蓮」です。夜のピクニックを読むのはこれからだけれど、読むのが楽しみになりました!六番目の小夜子より、理瀬シリ...
恩田陸さんの短編集…全10話が収録されています。読みたかったのは、六番目の小夜子の番外編「図書館の海」、夜のピクニックの番外編「ピクニックの準備」、理瀬シリーズの番外編「睡蓮」です。夜のピクニックを読むのはこれからだけれど、読むのが楽しみになりました!六番目の小夜子より、理瀬シリーズの方が読んでいて引き込まれていた分、番外編も「睡蓮」の方がよかったと思いました! このほかの作品では「茶色の小瓶」と「国境の南」が個人的に好きです。どちらも読んでいてゾクゾク怖くなる…どちらも主要登場人物の執念みたいなものを感じました。逆にそのストーリーがあまりよく理解できなかった作品も…私の読解力がないせいです(汗)。
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著者デビュー10周年の年に刊行。 10編から成るノン・シリーズ短編集。 今まで読んだ恩田さんの短編(『いのちのパレード』『六月の夜と昼のあわいに』)より面白いと思う作品が多かった。 「イサオ・オサリヴァンを捜して」がえらく好みで、あとがきに「大長編『グリーンスリーブス』の予告...
著者デビュー10周年の年に刊行。 10編から成るノン・シリーズ短編集。 今まで読んだ恩田さんの短編(『いのちのパレード』『六月の夜と昼のあわいに』)より面白いと思う作品が多かった。 「イサオ・オサリヴァンを捜して」がえらく好みで、あとがきに「大長編『グリーンスリーブス』の予告編」p234とあったのでぜひ読みたいと思ったら、残念ながら未だ作品化されてないのですね。その代わり『夜の底は柔らかな幻』が書かれたとか?なるほど、道理で私好みなわけだ。 『夜ピク』の予告編や『六番目の小夜子』の番外編などもあって面白かった。ずいぶん昔に読んで内容も忘れてしまっているので、再読しなければ。 「オデュッセイア」のココロコは、『いのちのパレード』収録「走り続けよ、ひとすじの煙となるまで」の「王国」に似ている。 あとがきにも「九龍城みたいなマンションが~移動していったら面白い」p236とあって、恩田さんの好きなモチーフなんだろう。 「ノスタルジア」一読して私はよく理解できなかったんだが、「とても私らしく、なんだか原点っぽい」p237と書いてあり、まだまだ恩田さんのことが理解できてない自分が悲しい(笑) 最後の「ノスタルジア」が、最初の「春よ、こい」につながっているようにも思う。 「懐かしさ、それだけが僕たちの短い人生の証拠だ。数々の記憶が僕たち一人一人を作っている。~僕たちは懐かしいものについて語り続けなければならない。それだけが僕たちの存在を証明する手がかりなのだから。」p231「ノスタルジア」より 《恩田陸を読むぞ2021⑥》 ルール:図書館にある恩田陸の棚の、左側にある本から先入観無しで読んでいく。シリーズ物に当たったら、1から順に読む。
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恩田陸さんの10作品をまとめた短篇集。 後に本屋大賞受賞作品となる『夜のピクニック』番外編、「ピクニックの準備」が入っています。 個人的には、「ある映画の記憶」がお薦めです。
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