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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫
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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫

アニー・エルノー(著者), 堀茂樹(訳者)

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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2002/07/31
JAN 9784151200205

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シンプルな情熱

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商品レビュー

3.6

47件のお客様レビュー

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2026/06/22

2022年ノーベル文学賞のアニー・エルノーの代表作の一つ。作者が50代の頃に少しの間関係を持った東欧出身で妻帯者である年下男性への情熱的な恋情を自伝的に記したオートフィクションである。作者の特徴として簡潔な文体があるそうだが、フランス語原文はわからないものの本作の翻訳でもその雰囲...

2022年ノーベル文学賞のアニー・エルノーの代表作の一つ。作者が50代の頃に少しの間関係を持った東欧出身で妻帯者である年下男性への情熱的な恋情を自伝的に記したオートフィクションである。作者の特徴として簡潔な文体があるそうだが、フランス語原文はわからないものの本作の翻訳でもその雰囲気が現れており(これは訳者の力量によるものだろう)、とにかく激しいパッションが伝わってくる。自分はこれほどの情熱で恋をしたことがあるだろうか、これからする機会はあるのだろうか、いや多分ないだろうなと思わされる一方で、そのような情熱的な恋を体験できる人のことを羨ましくも思わされる。

Posted by ブクログ

2026/06/20

たぶん90年代中頃だと思うけど、当時よく書店にはマルグリット・デュラスの『愛人/ラマン』と一緒に並んでいたと思う。その頃はそちらにもこのエルノーの『シンプルな情熱』にも興味が持てず、女流作家を読むというここ最近の個人的な事情の流れでやっと手にした1冊。 エルノーは自伝的な小説を...

たぶん90年代中頃だと思うけど、当時よく書店にはマルグリット・デュラスの『愛人/ラマン』と一緒に並んでいたと思う。その頃はそちらにもこのエルノーの『シンプルな情熱』にも興味が持てず、女流作家を読むというここ最近の個人的な事情の流れでやっと手にした1冊。 エルノーは自伝的な小説を書く作家で、この作品も例外ではなく自身の実体験だったようだ。数ヶ月前ににエルノーの『若い男/もうひとりの娘』を読んだ時は何度か途中で迷子になった上によくわからなかったと感想を書いたけど、『シンプルな情熱』はずっとわかりやすく、おもしろかった。離婚して独身の女性教師は妻子ある男と不倫関係にあって、彼が家にやってくる時にしか会えない。男にとってみると遊びなのかも知れないが、「私」には生半可な気持ちはなく、激しく彼を求める一方、彼を奪って自分のものをしたいという気持ちはない。彼の人生や生活を乱すことや壊すことは決して「私」はしない。そしてどこかにたどり着くこともない。 この作品を読んでいて僕は昔知り合いだったある女の子のことをずっと思い出していた。20代前半頃から30歳になるまで、好きになる相手は妻子持ちだった女の子。そういうスリリングな関係が好きだったのか、たまたまだったのかわからない。でもいつもなぜかいつも相手には家庭があった。自分のところに来てくれることがなくてもその相手に気持ちを健気に抱き続ける自分が好きだったのかも知れないし、ひょっとするとそれが彼女にとっての普通の恋愛だと思っていたのかも知れない。盲目的。その後、彼女がどうしているのか僕はわからない。今も同じように妻子持ちの相手とだけつきあっているのか、あるいはついに相手を向こうの奥さんから略奪して家庭を築いているのか、ひょっとすると痛い目に遭って普通の恋愛の果てに結婚していい奥さんになっている可能性ももちろんある。しかし状況は複雑でも、誰とどういう状況で恋に落ちようが、普通の恋愛だろうと、相手に誰かがいようと、そこには「シンプルな情熱」しかないのだなとも思う。誰にとっても、男女関係なく。愛情における理性とか、倫理とか、モラルとか。

Posted by ブクログ

2026/05/24

山田詠美とマルグリット・デュラスの、ロマンチシズムを抜いた、まさに「シンプルな」、激しい恋という感じがした!湿っぽくはなく、からっとして、事実を述べた日記みたい。

Posted by ブクログ

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