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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫
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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫

アニー・エルノー(著者), 堀茂樹(訳者)

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シンプルな情熱 ハヤカワepi文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2002/07/31
JAN 9784151200205

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シンプルな情熱

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商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2024/04/06

先に読んだ『嫉妬/事件』と比べるとやや印象が薄い。しかし両作品に共通する、自身を客観視し対象として公平に見つめ直し明確で簡潔な文章に表現できる筆者の姿勢に非常に好感を持った。

Posted by ブクログ

2023/07/30

積読の本を「片付け」ようと思い手に取った。 ノーベル賞受賞アニー・エルノーの代表作。映画化されて大層話題にもなった。A役が有名なバレエダンサーで適役だということだったように思う。 さて、「シンプルな情熱」は、まさしく「シンプル」な「情熱」であった。(繰り返してる笑) 「シンプル...

積読の本を「片付け」ようと思い手に取った。 ノーベル賞受賞アニー・エルノーの代表作。映画化されて大層話題にもなった。A役が有名なバレエダンサーで適役だということだったように思う。 さて、「シンプルな情熱」は、まさしく「シンプル」な「情熱」であった。(繰り返してる笑) 「シンプル」であることの剥き出しの「情熱」。(再び繰り返してるだけ笑) そう、私(たち)はこのシンプルさにこそ感動し共感する。 近代人はこのシンプルさを捨てて生きてきた。人生は複雑だ。複雑であることは人間にとって重要で、シンプルさを追い求めることは「人間性」の否定でもあり、近代人である我々は複雑さをそのまま受け止めてきた。それが知的な在り方であり、今もそうあり続けている。 (時代は逆行し、シンプルで反知性的な社会になりつつあるがそれはさておき) その中での出来事なのだ。 だからこの「シンプル」さは刹那的であり、だからこそ、振り切れなければならない。 この振り切れ方にこそ、この小説の魅力がある。 「沼にはまる」というが、「沼」にはまる自分をそのまま脚色なしに写しとってみせたのがこの小説だ。 諸男性作家が書く恋愛小説とは決定的に違う。 (快楽の仕組みと、権力構造が違うから?「沼」が性欲やフェチと切り離せないのが男性小説家の残念なところ?) 切実であり、客観性があり、ポルノ的な方向性とは真逆にあるものを描き出せたのは、エルノーが女性だったから、とも言えるだろう。 最後の斉藤由貴の解説が素晴らしく、そこにもまた感動。一つの場所にとどまらず、飛躍している女性は多い。(男性もいるとは思うが)

Posted by ブクログ

2023/06/28

ノーベル文学賞受賞作家による自伝的小説です。 これは小説なので、 虚構の部分もあるかと思われますが、 すべてが作り話でもありません。 そこにオートフィクションの魅力があるのでしょうね。 内容を簡単にいってしまえば 離婚歴のあるパリ在住の女性教師と、 ときおり彼女の家を訪ねてくる...

ノーベル文学賞受賞作家による自伝的小説です。 これは小説なので、 虚構の部分もあるかと思われますが、 すべてが作り話でもありません。 そこにオートフィクションの魅力があるのでしょうね。 内容を簡単にいってしまえば 離婚歴のあるパリ在住の女性教師と、 ときおり彼女の家を訪ねてくる 東欧の外交官との肉体関係を綴ったお話です。 外交官には妻子があり、 家を訪ねてくるのも彼の都合しだい。 次いつ会えるのかもわからない。 家を訪ねてくるとき以外は連絡もない。 このような関係がいつ終わるのかもわからない。 女はただ男を待ち続けるだけ。 でも、会えばまた激しく求めあってしまう。 まったく救いのない関係。 短い期間であったにしても、 逢瀬を重ねるからには、 それなりの感情の起伏があったはずです。 でもこの小説では、 感情表現は最低限に抑えられていて、 過剰な描写が一切ありません。 むしろ語り口が平坦なようにも思えます。 しかし、それがかえって 主人公の感情の揺れを際立たせる効果を生み、 抑制された趣を醸し出しています。 ここに描かれているのは恋とも愛とも違う、 異質のもののような気がします。 もしかすると傷つけ、傷つくことを 互いに恐れていたから、 このような関係が築かれてしまったのかも。 シンプルな情熱という心の在りようは、 実際に作者が心の奥底で抱いていた感情とは、 真逆のものかもしれませんね。 他人の内面を理解するなんて、 土台無理なことです。 ましてや異性の感情なんて、 尚更わかるはずがありません。 そういう意味ではとても興味深いお話でした。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted by ブクログ

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