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カイエ・ソバージュ 熊から王へ(2) 講談社選書メチエ239
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カイエ・ソバージュ 熊から王へ(2) 講談社選書メチエ239

中沢新一(著者)

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カイエ・ソバージュ 熊から王へ(2) 講談社選書メチエ239

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2002/06/10
JAN 9784062582391

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商品レビュー

4.2

22件のお客様レビュー

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2025/03/08

#講談社選書メチエ #中沢新一 #カイエソバージュ 熊から王へ 対称性社会を破壊して、野蛮な国家に至った人間の思考の変化を論じた講義録。神話世界へのノスタルジーや人間の思考変化を批判したのではなく、現代国家の野蛮性を明らかにしたいのだと思う 超越的な存在(=人食い)...

#講談社選書メチエ #中沢新一 #カイエソバージュ 熊から王へ 対称性社会を破壊して、野蛮な国家に至った人間の思考の変化を論じた講義録。神話世界へのノスタルジーや人間の思考変化を批判したのではなく、現代国家の野蛮性を明らかにしたいのだと思う 超越的な存在(=人食い)が、熊(自然)から 王に変化したことにより 国家が生まれ、その国家が 野蛮(=人間の思い上がり)と結びついているという論考 「対称性社会に危険を導いたのは、あまりによく切れる鋭利な剣」から考えると、「よく切れる剣」が 人間の思考を変え、自然や動物を軽視し、自らを超越への野心に導いたという意味に捉えた メインテーマではないが、日本の東北地方からアムール川、アリューシャン列島、北米大陸までを「東北」と捉えて、縄文文化とカルフォルニアインディアンの文化との関係を見出そうとした論考は興味深い。別の本を読んでみたい 「人食い」の概念 *人間の力をはるかに超えたもの *超越=人食い *具体的な形態をもっているものを呑み込んで破壊し、抽象的な流動体に変えてしまう働きをもったもの 野蛮とは *動物が人間より劣った存在と考えたり、自分たちが生きていくのに必要な分を超えて殺戮したり、殺した動物の死体に敬意を払わない〜人間の思い上がり *「自然」から一方的に奪うだけの搾取者としての人間 *野蛮を生んだのは文明であり、国家は 野蛮の発生を土台にして作られている 人間的な心 人間と熊はお互いに変容しあうことができ、熊の立場になって想像する〜他者に対する共感にみちた理解 象徴思考とは、異なるものの共通点を見出し、異なるものを一つに重ねて理解しようとすること 流動的知性こそ人間の徴 異質な領域の間を自由に動き回れる「流動的知性」の発生によって、人類はものごとを「記号」でなく「意味」として理解できるようになった 対称性の社会に危険を導き入れたのは、あまりによく切れる鋭利な剣 現生人類の脳に流動的知性が発生し、象徴能力を獲得した。それによって「言語」や「象徴」を使えると同時に、超越的な存在を直感するようになった 人類の知的能力は、「野生の思考」と超越をめぐる宗教的思考を同時に発生させる 王とクニの発生 *自然のものであった権力が、特別な人間に属するものであると主張される *「人食い」のような超越的存在が、人間の身体として、いつも社会の中にいる〜首長と「人食い」が合体し王が発生した *権力を自らのうちに体現すると主張する王が出現すると、人々は社会を超越した権力(クニ)のもとで、個体性を失って、クニに所属する民に変化する *王は自分の権力の内部に、シャーマンと戦士を組み込み、首長の地位を奪って、「社会の内部に取り込まれた自然権力=王権」を体現するものとしての王が生まれる 対称性社会では、人間は理性の表現である「文化」を生きる動物であり、権力は理性を超越するものとして、「自然」の領域にあるもの

Posted by ブクログ

2024/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引き続き面白いです。 …スサノオは「人食い」であった大蛇を倒すことができました。すると大蛇の持ち物であった「人食い」の特性は、スサノオの所有に移ることになり…古代人の思考では、食べることとセックスすることは一つです。スサノオは土地の首長の娘を性的に食べることによって、二重の意味で「人食い」としての王の特質をあらわしてみせています。…このとき剣は、社会の内部に自然の権力が組み込まれるプロセスをあらわすものとして、王権の象徴となります。(p.197-198) 原初、神は熊であった というのも面白かった。し、アイヌに「熊送り(イオマンテ)」という儀式があるんだなあ…テディベアが大好きな私もそういうことなの…?って思ってしまいました笑

Posted by ブクログ

2022/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2002年 中沢 新一 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/naaeffc04c083 2巻は、国家の誕生。世界に対称関係をつくり、維持しようとしてきた神話的社会の内部から、なぜ国家が誕生するのか?これが主題となる。神話的思考と、それを壊そうとするものの戦い。 「無法をやめる、これが人間にできる唯一で最高のことではないか。法のある世界、野蛮でない世界。」 昔の人より、現代人の方がよっぽど野蛮なんだなー。でもほんと、食のこととか思うと、雑というか、無礼というか、残念な感じではあるなー。他の生命に対しての敬いの心を失ってるよーな。

Posted by ブクログ

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