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砦なき者
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砦なき者

野沢尚(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2002/01/18
JAN 9784062111362

砦なき者

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/10/21

『砦なき者』野沢尚氏 リアリティ★★★ 物語性  ★★★★★ 煽動の怖さ★★★★★ 野沢尚氏は脚本家でも著名です。「親愛なるものへ」など多くの作品を残されています。2004年に40代で逝去されてから早いもので20年近くの月日がたちました。著書を読むのは今回が初めてでした。 【...

『砦なき者』野沢尚氏 リアリティ★★★ 物語性  ★★★★★ 煽動の怖さ★★★★★ 野沢尚氏は脚本家でも著名です。「親愛なるものへ」など多くの作品を残されています。2004年に40代で逝去されてから早いもので20年近くの月日がたちました。著書を読むのは今回が初めてでした。 【主人公】 父親が冤罪をきっかけに自殺します。そして、母は交通事故で死亡です。大学の学費は、アルバイトでしのぐという生活です。さらに、大学は単位を取得できずに中退です。 彼は、父親の自殺はマスコミの誤った報道がきっかけであると考えています。そうした背景があり、彼はいつしかマスコミに対して憎悪を抱くようになります。どうしたら、マスコミに対して復讐できるのか?さらに、どのような復讐をするのが望ましいのか?と・・・。 この情動が、彼を表は善良者、裏は殺人者という二重の人格へと豹変させていくのです。 ―――――――― 【物語】 物語は、報道する側、テレビを通じて報道を知る視聴者、そして主人公という3つの視点で展開します。 主人公は、テレビ局・電波を支配することを目的に、ある事件を仕掛けます。 主人公自身が注目されること、そして英雄扱いされるような事件を・・・です。 報道・テレビ局側は、タレコミ情報をきっかけに渋谷の高校生による売春事件を報道します。この売春事件が主人公による「演出」とは疑いもせず・・・。 実際には存在しなかった売春事件。そしてその売春事件で犯人とされた女子高生の自殺。 報道のミスリードが一人の命を奪うという惨劇が発生することとなりました。 物語は、メディア・報道がもつ影響力、そしてそれが視聴者側を煽動してしまうほどの威力をもっていることもあることを描写しています。 ―――――――― 【読み終えて】 わたくしたち視聴者は、報道がすべての事実を網羅しているという認識を無意識にもってしまう傾向があるかもしれません。 なぜならば、わたしたちが、報道の源となっている1次情報までたどる、調べるという行為をほとんどしないからです。 著書のなかに下記のような文言があります。 「誰のための報道なのか?何を目的とした報道なのか? 」 多くのテレビ、映画と歩みをともにした野沢氏からの「警鐘」のように聞こえるのは、わたしだけでしょうか? 世論と自身はどこが一致して、どこが違うのか?それはなぜか? 情報を素通りするのではなく、立ち止まって「解釈」をする時間を創ることの必要性を感じたのでした。

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2022/11/08

現実に起こり得る話だからこそ少しの恐怖感を持って読むことができました。 メディアの力が世の中に与える影響の大きさや悪意を持って利用すると、どうなっていくのかということ。 現実に起きて欲しくないけれど、有り得ないとは断言できない内容について書ける野沢さんの鋭さはやっぱり素晴らし...

現実に起こり得る話だからこそ少しの恐怖感を持って読むことができました。 メディアの力が世の中に与える影響の大きさや悪意を持って利用すると、どうなっていくのかということ。 現実に起きて欲しくないけれど、有り得ないとは断言できない内容について書ける野沢さんの鋭さはやっぱり素晴らしいです。

Posted by ブクログ

2015/10/03

破線のマリスの続きというか その後の業界というか ちょっと構成に無理があるような気がしていたら 発表した短編に大幅加筆した作品のようですね 野沢作品の「中の中」でしょうか 3.2点

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