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死者との誓い 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
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死者との誓い 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

ローレンス・ブロック(著者), 田口俊樹(訳者)

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死者との誓い 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

定価 ¥953

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房/
発売年月日 2002/02/25
JAN 9784576020341

死者との誓い

¥440

商品レビュー

3.4

11件のお客様レビュー

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2025/11/19

弁護士のホルツマンがマンハッタンの路上で銃で撃たれて殺された。犯人はその場にいた浮浪者だとされたが、スカダーはその犯人の弟から、兄はそんなことをするような人ではないといって、真相の捜査を頼まれる。 スカダーは実はホルツマン夫妻と恋人のエレインと食事を共にしたことがあったのだ。そ...

弁護士のホルツマンがマンハッタンの路上で銃で撃たれて殺された。犯人はその場にいた浮浪者だとされたが、スカダーはその犯人の弟から、兄はそんなことをするような人ではないといって、真相の捜査を頼まれる。 スカダーは実はホルツマン夫妻と恋人のエレインと食事を共にしたことがあったのだ。そして未亡人リサからも夫の遺品からあるものが見つかった、と捜査を依頼される。そこで現れる「死者」ホルツマンの素顔・・ こちらはすぐ前に読んだ「倒錯の舞踏」とは違い、一見地味な生活を送っている者の素顔、といったものの開陳の驚き。犯人とされたジョージはベトナム帰りでいきずらさを抱えている、また情報を集めるTJ少年、目撃者の”ゲイの女性”ジュリアが何か生き生きとして魅力的だ。雑多な人間の生活が描かれているところが興味深い。 それにしてもスカダーの女性とのかかわり、やっぱりひっかかる。が、スカダーのかかわる事件をもっと見てみたい、という気にはなる。殺されたボルツマンの妻リサは「死者の長い列」でも出てきている。 原題:The Devil Knows You're Dead 悪魔はお前が死んだことを知っている  ホルツマンの死の真相を最後にスカダーは推測するに至るが、それを知っているのは悪魔だとした。ホルツマンの知られざる一面から知っているのは悪魔なのか? 解説は霜月蒼なのだ。霜月氏はこの作品はマット・スカダー・シリーズの最高傑作だ、1990年代に書かれた私立探偵小説の最高傑作だ、とも言っているのだ。  「死者との誓い」はスカダーものの第11作。それまでは「倒錯三部作」など、「スカダー対現代都市の絶対悪」という苛烈な主題が貫かれた野心作だっが。それを終えたブロックが世に問うたのが本作であると。  物語にはスカダーがかつてつきあった女性が末期癌だという挿話もあり、「不条理な死/不幸事とどう折り合ってゆくのか」という主題を見事に浮彫にしていると書く。 アメリカ私立探偵作家クラブ最優秀長編賞受賞作 1993発表 2002.2.25初版 図書館 (単行本は1995.1)

Posted by ブクログ

2021/09/04

「マット・スカダー」シリーズの11作目。 桐野夏生のエッセイ「白蛇教異端審問」の中の「天使の書評」により知った。 ニューヨークを舞台に探偵業で生きている、やや胡散臭いしかし人情味のある中年男がマット・スカダー。 安ホテル住まい、恋人が元高級娼婦、ニューヨークに詳しいとくれば「...

「マット・スカダー」シリーズの11作目。 桐野夏生のエッセイ「白蛇教異端審問」の中の「天使の書評」により知った。 ニューヨークを舞台に探偵業で生きている、やや胡散臭いしかし人情味のある中年男がマット・スカダー。 安ホテル住まい、恋人が元高級娼婦、ニューヨークに詳しいとくれば「ああ、ハードボイルド!」と思うのだが、ご本人禁酒歴何年になろうという、肩すかしを食う。 ハードボイルドはウイスキーかバーボン片手でしょにと、それらのお酒好きな私は意外な思い。意外な思いはストーリーの展開にもあり、事件そのものを追う面白さと、マット・スカダーをめぐる三人の女性の心理の綾にあやされる。

Posted by ブクログ

2020/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的にとても思い入れのある本で、とても辛く大変な時期に、長い時間をかけて読み、救済された、文字通りかけがえのない一冊で、読書人生が終わるまでにこの本こそ再読しなくてはならないと思っていましたが、ついに読み終えてしまいました…ちょっと早かったかな。(死ぬの?) 翻訳者の田口俊樹先生に初めてお目にかかった時、この本についてお話ができて本当に感激したのを思い出します。 死についての素晴らしい考察に満ちた一冊ですが(地味とも言えます)、それも積み上げた暴力と死を経てこそ。 マット・スカダーものを未読の方は、くれぐれもここから読むことのなきようご注意下さい。もったいないので。

Posted by ブクログ

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