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構築主義とは何か
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構築主義とは何か

上野千鶴子(編者)

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構築主義とは何か

定価 ¥3,520

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勁草書房
発売年月日 2001/02/20
JAN 9784326652457

構築主義とは何か

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商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2013/01/07

構築主義というものについて、今まで聞いたり読んだりしたことはありつつも、構造主義との区別もあんまりついていないほどの情弱だったので(というか今まで何を見聞きしてきたんだ)、構築主義の理解を広めるという意図で読んだ本。 上野千鶴子先生に関して、今まで色々と噂を聞いてきたのでどんな...

構築主義というものについて、今まで聞いたり読んだりしたことはありつつも、構造主義との区別もあんまりついていないほどの情弱だったので(というか今まで何を見聞きしてきたんだ)、構築主義の理解を広めるという意図で読んだ本。 上野千鶴子先生に関して、今まで色々と噂を聞いてきたのでどんなものかと身構えていたけど、本書は上の先生は編集に回っているということもあり、あんまりそれらしい感じはせず。むしろ、上野先生への批判も積極的に載せているあたりに誠実さを感じた。 著者によってテーマが異なり、自分との関心との合致具合によって評価はまちまちというところだけど、全体的に良い質を持っていると思った(こなみかん)

Posted by ブクログ

2012/11/06

「構成主義/構築主義」(constructionism)をテーマに、社会学、人類学、歴史学、文学などの分野から、10人の論者の論文を収めている。また巻末には、編者の上野による各論文についてのコメントがある。 ジェンダー論ではなく科学哲学における社会的構成主義をめぐる論争の方から...

「構成主義/構築主義」(constructionism)をテーマに、社会学、人類学、歴史学、文学などの分野から、10人の論者の論文を収めている。また巻末には、編者の上野による各論文についてのコメントがある。 ジェンダー論ではなく科学哲学における社会的構成主義をめぐる論争の方から構成主義の議論を知ることになったという経緯もあって、構成主義にあまりポジティヴな印象を持っていなかったのだが、本書を読んで、そこれまで抱いていたいくつかの初歩的な誤りを正すことができた。 1960年代に盛んだったラベリング理論は、逸脱の原因を逸脱者の側にではなく「逸脱者」というラベルを恣意的に貼り付ける人びとの側に求めるものだった。だがそれは、社会的なサンクションに逸脱行動の原因を求めるという意味で、実証主義的な原因論を脱していない。M・スペクターとJ・I・キツセはこうしたラベリング理論を批判的に継承し、客観的な状況を不問に付し、人びとの相互作用を問いなおすことで社会問題の構築のあり方に焦点を当てた。こうして彼らは、社会問題の同定における構築主義の立場を確立した。 まだ構成主義に全面的に賛同するに至っていない自分としては、加藤秀一の論文「構築主義と身体の臨界」が、バランスのよい立場を示しているように思えた。ただし編者の上野は、加藤の立場はさらにラディカルな構築主義へと推し進められるべきだと主張している。加藤はI・ハッキングの『何が社会的に構成されるのか』の議論を継承する形で、構成主義は身体の物質性を否定する必要はなく、それが人間にとっての「本性=自然」ではないことを明らかにすればよいという。これに対して上野は、加藤の議論が「物質性」と「社会性」という二つの水準が自律的に存在しているような前提に基づいていることを批判し、身体の物質性は社会的にカテゴリ化されることを通してのみ、存在しかつ認識されるべきだと述べている。 上野の主張は、私たちの社会が物質性に基づく実証的研究に高い信頼性を与えているという事実を批判的に解体する視座を提供するものだと思うが、おそらく加藤は、そうした社会問題の水準を超えて、身体の実在論/反実在論の議論に構成主義は立ち入る必要はないと考えているのではないかと思う。

Posted by ブクログ

2008/12/12

2008/11/10(〜P30),12(〜P70),13(〜P168),14(〜P307終) 薦められて読みました。 いろんな方々の考えがそれぞれとても読み応えがあっていい本だと思った。 しかし、私の苦手分野かもしれないと思った。 なんせ何人もの人のそれぞれ違う考えが1冊にま...

2008/11/10(〜P30),12(〜P70),13(〜P168),14(〜P307終) 薦められて読みました。 いろんな方々の考えがそれぞれとても読み応えがあっていい本だと思った。 しかし、私の苦手分野かもしれないと思った。 なんせ何人もの人のそれぞれ違う考えが1冊にまとめられている為、頭がこんがらがるというのが本音。 でももう1度読んでみたいと思った。

Posted by ブクログ

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