1,800円以上の注文で送料無料

残響 中公文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

残響 中公文庫

保坂和志(著者)

追加する に追加する

残響 中公文庫

定価 ¥691

220 定価より471円(68%)おトク

獲得ポイント2P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

9/25(水)~9/30(月)

商品詳細

内容紹介 内容:コ-リング. 残響
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2001/11/25
JAN 9784122039278

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

9/25(水)~9/30(月)

残響

¥220

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/05/28

人と人との間には、時…

人と人との間には、時間の隔たりや空間の隔たりがあり、人はその隔たりを超えて交歓可能なのだろうか。作中人物たちはずっとそういうことを考えている。彼らは、静かだが極めて複雑な人という存在が発する「音」によって、互いに響きあっている。読みながらおのずと考えさせられる一作。

文庫OFF

2016/08/25

『季節の記憶』がほとんどの人が人生において必ず経験する一般的・普遍的な体験についての思案だとしたら、『残響』はその時その場所で誰々という一人の人間の身に起きた完全に個人的な体験についての思案だという印象を受けた。そういう意味でその二つの作品は相補的な関係だと言えるように思う。どち...

『季節の記憶』がほとんどの人が人生において必ず経験する一般的・普遍的な体験についての思案だとしたら、『残響』はその時その場所で誰々という一人の人間の身に起きた完全に個人的な体験についての思案だという印象を受けた。そういう意味でその二つの作品は相補的な関係だと言えるように思う。どちらの作品からも、作者は地動説的なものの見方を持っていて、自分中心ではなく宇宙の一部品として自分を捉えていることがうかがえる。俯瞰的でどちらかといえば冷たい見方だとも言え、そのため文章の温度は低く、共感に強く訴えることもほとんどない。しかし、そういうプラスの感情にたよらないものの見方でも、住んでいる世界の素晴らしさを見出すことはできるのだということを、人や物や生き物を介した人間関係の連鎖・交錯・共存を描くことでこの作品は表現しているのではないかと思った。私は共感に頼りがちな感情タイプの人間だが、こういう理知的・物質的な考え方に対する憧れもあり、とても感心する思いで読んだ。異なる視点を与えてくれる力作なんじゃないかなあ。

Posted by ブクログ

2016/08/15

保坂和志「残響」http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163170008 … 読んだ、すばらしい!何も起きない、粗筋にできない。他者へ伝わらないその他者本人について思いを巡らすことの意味は?思考による他者の存在と、不在の存在の確認。個人に...

保坂和志「残響」http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163170008 … 読んだ、すばらしい!何も起きない、粗筋にできない。他者へ伝わらないその他者本人について思いを巡らすことの意味は?思考による他者の存在と、不在の存在の確認。個人に閉じた思考を介して一人ひとり世界はつながっている(つづく 誰かのことを考えるとき、そこに居なくても、見知らぬ人でも、その人は確実に存在するし自分と関係がある。「コーリング」は小説内では社名だけれど、「残響」とのセットで、誰かのことを考えること=そこに居ない(伝わらない)相手への思考を介した呼びかけ、の意味のようで、いいタイトル(おわり

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品