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安楽椅子の探偵たち Little Selections2 あなたのための小さな物語

アンソロジー(著者), ベン・ヘクト(著者), 天藤真(著者), ハリイ・ケメルマン(著者), フィリス・ベントリイ(著者), 赤木かん子(編者), 常盤新平(訳者), 永井淳(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社/
発売年月日 2001/04/01
JAN 9784591067581

安楽椅子の探偵たち

¥990

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2023/10/12

図書館の子ども向けコーナーからふと手に取った1冊。 子ども向けだから字も大きめで読みやすそう…と思って読み始めた1編目『十五人の殺人者たち』。 全く読み進められない(汗) 翻訳ものの独特な言い回しなのか、状況が全く頭に入ってこず脱落しかけたが、編者の「あなたもこのラストを読んで、...

図書館の子ども向けコーナーからふと手に取った1冊。 子ども向けだから字も大きめで読みやすそう…と思って読み始めた1編目『十五人の殺人者たち』。 全く読み進められない(汗) 翻訳ものの独特な言い回しなのか、状況が全く頭に入ってこず脱落しかけたが、編者の「あなたもこのラストを読んで、あっ、と言うと思いますよ」という言葉に励まされ何とか読み終えた。 読み終えて見ればなかなかに心地よい読後感。 『九マイルは遠すぎる』はタイトルは知っていたものの、初めて読んだ。 安楽椅子探偵と言うと、全ての状況を室内で聞いた探偵が謎を解き明かすものを思い浮かべるけど、これは少し違っている。 偶然は必然であるところが面白い。 『登場人物を探す作者』は、ミス・フィップスが魅力的。彼女が主人公の話が他にもあれば読んでみたいと思った。 『多すぎる証人』 言葉遣いや設定に古さはあるものの、たくさんの証人がてんでばらばらのことを言っているというところが面白い。読み応えがあった。 最後に赤木かん子さんが解説されている中で紹介されている『医学は推理する』も面白そう。

Posted by ブクログ

2022/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『九マイルは遠すぎる』が読める本を図書館で検索したらこちらの本がヒットした。「Little Selections あなたのための小さな物語」というアンソロジー・シリーズの一冊。読みやすい大きめの字で、語りかけてくるような親しみやすい解説も楽しい。 以下、ネタバレありかも感想。 ■ベン・ヘクト『十五人の殺人者たち』(一九四三) 医者、特に権威主義的な医者に対する不信感を隠しもしない皮肉に満ちた文章で、若干読みにくいのだが、それすら結末を際立たせるための小道具だったのかもしれない。 ■ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』(一九四七) 安楽椅子探偵とは言うけれど…発生していたことすら知らなかったはずの殺人事件を言い当てて犯人逮捕までこぎ着けるとは!途中から、「わたし」が犯人なのかと思ってしまったがそれはなかった。 ■フィリス・ベントリイ『登場人物を探す作者』 発表年わからず。作者は一八九四年生まれ、一九七七年没で、本業はブロンテ姉妹の研究者。本作の探偵役であり女流作家でもあるミス・フィップスが、列車で出会った若い刑事が頭を抱えていた難事件を、話を聞いただけであっさり解決してしまう。お見事。というわけだが、推理の内容を聞く限りでは、解決できなかった刑事の方に問題があるような気もする。しかしミス・フィップス、丸顔で、ファッションにも頓着しない、白髪のおばさんだが、話してみると興奮屋でおちゃめなところもあって、なかなか魅力的。 ■天藤真『多すぎる証人』(一九八一) 脳性麻痺の十四歳くらいの少年が探偵役。なんとこの少年は、仁木悦子という別の作家(一九五七年に第三回江戸川乱歩章受賞)の作品に脇役として登場した人物で、これを天藤真が気に入って、お願いしてもらってきたのだそうだ。仁木悦子も車椅子の作家だったとのこと。天藤真は、ただ面白いミステリーを書くだけの作家ではなかった、とは編者赤木かん子の言。

Posted by ブクログ

2021/10/17

児童用のミステリ・アンソロジー。 入門編だけど、知らない話も入ってたので 読んでみて良かった。 電車の中の会話で進む『登場人物を探す作者』も 言葉尻だけで推理する『九マイルは遠すぎる』も 寝たきりの少年が探偵の『多すぎる証人』も それぞれにおもしろい。 『十五人の殺人者たち』は...

児童用のミステリ・アンソロジー。 入門編だけど、知らない話も入ってたので 読んでみて良かった。 電車の中の会話で進む『登場人物を探す作者』も 言葉尻だけで推理する『九マイルは遠すぎる』も 寝たきりの少年が探偵の『多すぎる証人』も それぞれにおもしろい。 『十五人の殺人者たち』は職業倫理の話かと思ったら あっ!という結末でした。

Posted by ブクログ

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