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舞踏会へ向かう三人の農夫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2000/04/14 |
| JAN | 9784622045175 |

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舞踏会へ向かう三人の農夫
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商品レビュー
4.5
21件のお客様レビュー
写真は過去そのものだ。それを見て語るということは過去を振り返り、過去を考えるということ。そして、それらの行為は現在の私たちに直結し、今とこれからを変えてゆく。だから私は写真を撮るし、誰かに撮ってもらうのだ。自分の人生(物語)を紡ぐために。 この物語は写真をテーマにしているけが、...
写真は過去そのものだ。それを見て語るということは過去を振り返り、過去を考えるということ。そして、それらの行為は現在の私たちに直結し、今とこれからを変えてゆく。だから私は写真を撮るし、誰かに撮ってもらうのだ。自分の人生(物語)を紡ぐために。 この物語は写真をテーマにしているけが、語る(語り直す)という行為自体は様々なことに通じている。例えば本を読んで語ることもそうだし、映画を観て語ることもそう。ああ、だからこの小説は私達の物語なのかと腑に落ち、喜びに浸った。 最後の方までマジでなんの話をしているのか分からないまま読み進めていたので、点と点が繋がった瞬間は悲鳴をあげてしまいそうだった。難解で複雑で、でも読者を突き放したりしない。そこが好き。出逢えて良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
柴田さんのエッセイを読んでからもう3ヶ月たっちゃった。試験も終わった(正式の結果通知が来ないんだが)んでのんびりとこの本。ドイツ人写真家アウグスト・ザンダーが1914年に撮った1枚の写真『舞踏会へ向かう三人の農夫』をたまたま見かけた若きパワーズはその瞬間に未来への扉がすぱんっと開いちゃったのね。ドラえもんの『どこでもドア』ってのは本当にあるんだわ。 その足で会社を辞め2年間かけてこの本を書いたらしい。24歳ですって天才かよ。何が凄いって構想力よ。たった1枚の写真から妄想の風呂敷をどばーっと広げて2段組400ページ強の時空を超えた物語を仕立て上げた。この表紙にもなっているけれど特にこうなんかある写真とは思えないんだけれどパワーズには啓示だったのですね。 1914年にぬかるんだ畑の中を3人の若者がこの格好をして出かけて行く先はどこなんだろう? 戦争なんだわ。なるほど写真ってそう見るのかぁ。じゃあ1914年って他に何がある? ヘンリー・フォードでありサラ・ベルナールであると。なにこれ本当の話? そんなことはどうでもいい。この3人の農夫を待つ未来にパワーズが込めた想いとは……。しかし懲りもせずまた戦争が始ま(って)る。 《その麻痺状態は、いまの時代に支配的な要素であるように思えた。それはいまや、避けることのできないひとつの条件なのだ。「私は薬漬けだ」と人が言うとしても、まさに薬漬けになっているがゆえに、本人はその状態を除去したいとは思わない。彼の世代はモルヒネを打たれた患者のように、感覚がなくなるというのがどういうことか、自覚的には感じられなくても、すでに知っているのだ。彼らにとって、記憶にカタルシスは伴わず、歴史には認識が伴わない》
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これは、あれだ、頑張って最後まで読んだ自分を褒めてやりたい、ていうやつだ。 ページの厚さ以上に文字多すぎですから。しかもあっちゃこっちゃ内容が飛びまくるし、もう試されてる感。 でもって内容はと言われると、まぁ色々ありすぎて、ね。なんだけど、アドルフ、すわ第二次大戦とユダヤ人ネタか...
これは、あれだ、頑張って最後まで読んだ自分を褒めてやりたい、ていうやつだ。 ページの厚さ以上に文字多すぎですから。しかもあっちゃこっちゃ内容が飛びまくるし、もう試されてる感。 でもって内容はと言われると、まぁ色々ありすぎて、ね。なんだけど、アドルフ、すわ第二次大戦とユダヤ人ネタか!と思いきやの第一次大戦からのヘンリー・フォードやらザンダーやら、知らぬ話が続々とやってくるので、それなりには面白いのですよ。途中の作者の思い入れのある哲学的な文章を乗り越えていければ。
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