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ガラスのうさぎ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 金の星社/ |
発売年月日 | 2000/02/01 |
JAN | 9784323070124 |
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ガラスのうさぎ
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
言葉にするのは難しいけれど、今の中学生くらいの子が、一人で生きていくなんて私には絶対できないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
勘違いをしていたのは、これが「物語(フィクション)」だと思っていたこと。でも「体験記」だったのですね。 広島、長崎、沖縄などとは違い、東京大空襲や神奈川・二宮への機銃掃射などは、あまり知られておらず、その実態については初めて知った。生きた心地がしなかっただろうとわかる。 また、空襲の実態だけではなく、当時の暮らしぶりや疎開の実態、親戚との関係など、かなり克明に語られる。それぞれに事情があったことはわかりつつも、やりきれなさと悲しみを感じる。 優しい人がいる。打算的な人もいる。 いざ、同じ状況に置かれたら、自分はどうするだろうか、と考える。 終盤、辛酸をなめた12歳の少女が、両親と妹を亡くしての絶望の中、光を見いだす太陽のような文章。それが、日本国憲法の第9条だったという。 作者は語る。力強く。 『この文面は、わたしにとって、まさに輝く太陽のように、まぶしく見えた。これなんだ。もうわたしたち国民は永久に戦争を放棄したのだ。よく歴史はくり返されるという。しかし日本の歴史はじまって以来、はじめて日本は外国に負けたのだ。(略)くやしいし、なさけない。そのうえ、たくさんの犠牲者を出した。 だけど、それによって、永久に戦争はしないということを憲法に定めることができたのだ。日本だけでなく、相手国もきっときっと、数えきれないほどの被害と、悲しみを受けたであろう。わたしのように両親をなくした子もいるだろう。戦争によって利益をこうむった人は、ほんのひとにぎりの人たちだ。 私は生きているかぎり、この憲法を守りつづけたい。そして、わたしのつぎの世代、またそのつぎの世代へと、この悲しみを伝えていきたいと思った。二度と戦争をくり返さないために。』
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読んでいて涙がとまらなくなった。 東京大空襲で母と妹二人をなくし、アメリカ軍の航空機の機銃掃射で父をなくした敏子さん。 周りの人のやさしさ、逆に親戚の冷たさ。いろんな経験を通じてそれでも懸命に生きてきた。 戦争の悲惨さと無意味さ、平和の尊さがよく理解できる本だ。
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