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キケロー選集(11) 哲学 Ⅳ
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:神々の本性について 山下太郎訳. 運命について 五之治昌比呂訳//付属品~三方背ケース付 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2000/12/25 |
| JAN | 9784000922616 |
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キケロー選集(11)
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これも勉強になった。「神々の本性について」は「神は存在するが実体を持たず何もせず人間や世界には関わりをもたない」とするエピクロス派、「神は宇宙・節理として存在し、人々や世界全体は神の手によるもので深く関わりを持つ」とするストア派が神について自説を披露し、アカデメイアの懐疑派コッタがそれぞれを論駁するという流れ。エピクロス派についてはそれは具体的にどんな神なのかも分からないし、実際は無神論ではないかという批判をし、長々とインテリジェント・デザイン的な議論、節理(予定説)の強調をしていたストア派については論理的な不備や神議論を中心として反論を試みる。ストア派への反駁部分が欠損してところどころよくわからなくなっているのが残念。 「運命について」も運命論を支持するストア派と否定するエピクロス派の両方をキケローがアカデメイア派の立場に立って批判するという内容なのだが、欠落が多すぎて正直よくわからなかった。単に運命論というのではなく、「あらゆる事象には原因があるか」「あらゆる命題は真か偽のいずれかであるか」などの論点で細かな立場の違いがあるとのことで、それをふまえた高度な議論になっているようなのだが、もっと完全な形で読んでみたかったなあ。
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「すべての事象が先行する原因によって起こる」という運命論は、人間の自由を確保しうるか。キケロはこの「運命論」で、人間の自由意思の存在を擁護する立場にいるようだが、この作品が断片であることもあり、その決定的根拠は不明である。「すべて」が因果の連鎖の網にあると考えるならば、人間には自...
「すべての事象が先行する原因によって起こる」という運命論は、人間の自由を確保しうるか。キケロはこの「運命論」で、人間の自由意思の存在を擁護する立場にいるようだが、この作品が断片であることもあり、その決定的根拠は不明である。「すべて」が因果の連鎖の網にあると考えるならば、人間には自由の余地がないと思われるのだが、キケロは、この点ではストアの伝統から外れているように見える。
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